フォーマット変換には、以下の種類があります。
固定長メッセージの変換(Formatmanager)
XMLメッセージの変換(XML Converter)
固定長メッセージの変換(Formatmanager)
Formatmanager変換機能を利用して、固定長メッセージのフォーマットや文字コードを変換します。
Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)からGUIの操作で、簡単にフォーマットの定義や変換ルールを作成できます。
図2.33 Formatmanager
XMLメッセージの変換(XML Converter)
XML Converterを利用して、XMLメッセージをXML-XML変換します。
システム間で利用できるXMLメッセージのフォーマットが異なる場合でも、フォーマット変換により、システム間でのメッセージの送受信ができます。
XML Converterの主な機能は、以下のとおりです。なお、XML Converterの操作対象は、共通メッセージ内のペイロード部分の整形式XML文書です。
ユーザが指定したXSLTの内容に沿った、フォーマット変換
図2.34 XML Converter
注意
XSLTを作成するためのGUIツールはありません。
変換後の文字コードは“UTF-8”です。
複数のXML文書を結合することはできません。
Interstage Application ServerのV10.0以降でISIを運用し、XSLTの処理中にエラーが発生した場合、ISIサーバおよびSOAPアダプタのワークユニットのコンテナログにエラーメッセージが出力され、処理が継続されます(コンテナログについては、“Interstage Application Server J2EEユーザーズガイド”の“アプリケーションのデバッグ”を参照してください)。
XSLTの処理でエラーが発生した場合に処理を中断したい場合は、ISIサーバおよびSOAPアダプタのワークユニットのjava実行時のオプションに以下の指定を追加してください。
"-Dcom.fujitsu.jdkext.jaxp.impl.compat"
詳細は、“ISI リリース情報”の“互換に関する情報”の“Interstage Application Server V10.0以降でのXML処理の動作変更”を参照してください。