共通メッセージは、“ヘッダ”と“ペイロード”で構成されています。
ヘッダはキー(ヘッダキーまたはヘッダパラメタキーとも呼びます)とパラメタ(ヘッダパラメタとも呼びます)で構成されています。
ヘッダには以下の情報などを設定します。
メディエータファンクションに渡す定数(変換IDなど)
メッセージ識別情報(送信メッセージと受信メッセージの関連付けのための情報)
ヘッダは、サービス利用側アプリケーションやシーケンス実行時に設定され、メディエータファンクションで編集されます。
ペイロードには、転送したいユーザデータを設定します。(業務データなど)
ISIが処理後に、一般的なWebサービスへデータを渡すときは、ヘッダ部分を取り除き、ペイロードだけを送信します。
ペイロードは、履歴をもつことができます。
図2.17 共通メッセージの流れ