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Interstage Information Storage 運用ガイド
Interstage

1.2.2 制御サーバセットの起動

以下の手順で、制御サーバセット内のプロセスを起動します。

1.2.2.1 DSSサーバの起動

制御サーバセット(DSSサーバ)において、以下の手順でDSSサーバを起動します。

  1. DSSの監視デーモンの起動

    DSSファイルシステムの停止を行った場合は、DSSの監視デーモンの起動が必要になります。

    DSSの監視デーモンは、OS 起動時に自動的に起動されるため、OS 起動時には以下の操作は必要ありません。

    /etc/init.d/sfcfsrm start <Enter>

    注意

    自動マウントの設定を行っている場合は、DSS の監視デーモンを起動したDSSサーバで、DSS ファイルシステムがマウントされます。


  2. DSSファイルシステムのマウント

    DSSサーバ上で管理しているすべてのDSSファイルシステムをマウントします。

    DSSサーバでマウントしていないDSSファイルシステムは他サーバから使用できません。

    DSSファイルシステムのマウント方法は、DSSサーバの冗長構成によって異なります。

    • DSSサーバを冗長構成で運用している場合

      DSSサーバを冗長構成で運用している場合は、プライマリMDSにてsfcmntgl(8)を使用します。

      sfcmntgl(8)により、すべてのDSSサーバ上で指定したDSSファイルシステムがマウントされます。

      マウントポイント/mnt/fs1を指定する

      sfcmntgl /mnt/fs1 <Enter>

      参照

      sfcmntgl(8)の詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください


    • DSSサーバを単一サーバで運用している場合

      DSSサーバを単一サーバで運用している場合は、sfcmount(8)を使用します。

      マウントポイント/mnt/fs1を指定する

      sfcmount /mnt/fs1 <Enter>

      参照

      sfcmount(8)の詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。


1.2.2.2 資源管理の起動

制御サーバセット(資源情報管理サーバ)において、資源管理の起動は、rdbstartコマンドを実行します。

rdbstart <Enter>

参照

rdbstartコマンドの詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。



1.2.2.3 資源管理常駐プロセスの起動

制御サーバセット(抽出制御サーバ)において、資源管理常駐プロセスの起動は、抽出制御サーバでdcdaemonコマンドを実行します。

実行時には必ず"&"を付与し、バックグラウンドで起動させてください。

dcdaemon & <Enter>

dcdaemonコマンドを"&"をつけずに実行するとフォアグランドで要求を待ち受けてしまうため、コマンドが復帰せず、以後の操作ができなくなってしまいます。

"&"をつけずに実行した場合は、次の手順でdcdaemonコマンドをバックグラウンドで実行しなおしてください。

dcdaemon <Enter>
                    ・・・dcdaemonがフォアグランドで要求を待つため画面に復帰しない
[Ctrl+zキーを押す]
bg <Enter>

注意

資源管理常駐プロセスの起動は必ず資源情報管理サーバを起動した後に行ってください。

資源情報管理サーバが起動していない状態で資源管理常駐プロセスを起動した場合、抽出を実行したときに資源情報管理サーバと通信できず、エラーとなります。

起動順序を誤った場合は資源管理常駐プロセスを再起動してください。

参照

dcdaemonコマンドの詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。


1.2.2.4 抽出制御プロセスの起動

制御サーバセット(抽出制御サーバ)において、抽出制御プロセスの起動は、抽出制御サーバでdereqstartコマンドを実行します。

dereqstart -s dereq1 <Enter>

注意

制御サーバセット起動時に、抽出制御ログに以下のメッセージが出力されますが、動作に影響はありません。


dhrOpeDECellStop DECellServer check end(connect timeout). DECellServer = [抽出サーバが起動しているホスト名]

参照

dereqstartコマンドの詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。