変更内容
チューニングが行われた状態でアクセスプランを作成し、以下の設定で動作します。
インデックス検索と表データ取得のアクセスモデルにおいて、TIDソートを利用しない。
TIDユニオンマージのアクセスモデルを有効にしない。
占有モードがEXで動作する。
JOINする場合、フェッチジョインのアクセスモデルを優先する。
チューニングを行わないデフォルトの状態でアクセスプランを作成し、以下の設定で動作します。
インデックス検索と表データ取得のアクセスモデルにおいて、TIDソートを利用する。
TIDユニオンマージのアクセスモデルを有効にする。
占有モードがSHで動作する。
JOINする場合、Symfoware/RDBがJOINのアクセスモデルを自動選択する。
非互換
ODOSまたはJDBCドライバを使用したアプリケーションで、以下の条件の場合、一部の処理で性能劣化が発生する場合があります。
Symfoware Server 5.0.1以前を使用していた。かつ、
1.のSymfoware Serverで、PG16798を吸収した応急修正を適用していない。かつ、
Symfoware Server 6.0以降にバージョンアップした場合。
Symfoware Server 5.0.1以前では、PG16798の障害のため、Symfoware/RDBが誤ったチューニングパラメタ値を見てACCESS_PLANを作成し、動作しますが、Symfoware Server 6.0以降では、デフォルトのチューングパラメタ値でACCESS_PLANを作成し動作するよう修正されています。
これによって、ACCESS_PLANの初期値が変更されることで、一部のアプリケーションでは、性能劣化が発生する可能性があります。
対処方法
[ODBCデータソースアドミニストレータ]を起動する。
使用するODOSデータソースを選択し、[Symfoware ODOSセットアップ]画面を表示する。
[オプション]ボタンをクリックし、[Symfoware/RDBオプション設定]画面を表示する。
[その他パラメタ]に以下の情報を登録する。
CLI_DEFAULT_PARAM=(COMPATIBLE)
[OK]ボタンをクリックし、[Symfoware/RDBオプション設定]画面を閉じる。
[OK]ボタンをクリックし、[Symfoware ODOSセットアップ]画面を閉じる。
[OK]ボタンをクリックし、[ODBCデータソースアドミニストレータ]を終了する。
[JDBCデータソース登録ツール]を起動する。
使用するデータソースの、[JDBCデータソース情報設定]画面を表示する。
[オプション]ボタンをクリックする。
その他パラメタに以下の情報を記載する。
ctuneparam='CLI_DEFAULT_PARAM=(COMPATIBLE)'
[登録]ボタンをクリックする。
[OK]ボタンをクリックし、[JDBCデータソース登録ツール]を終了させる。
JDBCのURLの後ろに、以下の文字列を追加する。
ctuneparam='CLI_DEFAULT_PARAM=(COMPATIBLE)'