変更内容
oオプション指定時のエラーメッセージについて
以下の条件をすべて満たした場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドを実行するとqdg02484u「d*件目: 1件(e*バイト)に満たない長さのバイナリデータで入力ファイルが終了しました s*」のメッセージを出力してコマンドが異常終了します。
oオプションを指定している。
入力ファイル内のデータが定義長より短い。
oオプション指定時の入力データの扱いについて
以下の条件をすべて満たした場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドを実行すると入力データをNULL値として対象列に格納します。
oオプションを指定している。
入力ファイル中にVARCHAR型、NCHAR VARYING型またはBLOB型のデータを指定している。
上記のデータについてNULL値を指定し、データの長さ部に指定された値のデータ部が存在する。
rdbsloaderコマンドの場合は、さらに以下の条件を満たしている。
レコード長がページ内格納域長を超えている場合
参照
レコード長およびページ内格納域長の見積りについては、“RDBユーザーズガイド データベース定義編”を参照してください。
過去に表定義変更文による列定義削除を行っていて、削除前にはレコード長がページ内格納域長を超えていた場合
XMLデータのインデックスが定義されている場合
oオプション指定時のエラーメッセージについて
“6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドを実行するとqdg02483u「d*件目: 異常データが存在します 列名=s* t*」のメッセージを出力してコマンドが異常終了します。
oオプション指定時の入力データの扱いについて
“6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドを実行するとコマンドの実行がエラーとなります。
参照
レコード長およびページ内格納域長の見積りについては、“RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。
非互換
oオプション指定時のエラーメッセージについて
“6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドで出力されるメッセージが変更されます。
バージョンレベル | メッセージ |
---|---|
6.0.1以前 | qdg02484u |
7.0以降 | qdg02483u |
oオプション指定時の入力データの扱いについて
“6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドの実行時に、6.0.1以前では、入力データをNULL値としてデータベースに格納していましたが、7.0以降では、コマンドの実行がエラーとなります。
対処方法
oオプション指定時のエラーメッセージについて
rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドの出力メッセージを解析して処理を行うシェルスクリプトなどが存在する場合、出力メッセージの変更に対する考慮を行ってください。
oオプション指定時の入力データの扱いについて
“6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドの実行時に、可変長列にNULL値を格納する場合は、入力データにNULLタグとデータの長さ部のみを指定し、データ部を指定しないようにしてください。
上記の対処ができない場合、環境変数“RDB_UTY_LENCHK”に“YES”を指定してください。6.0.1以前と同様に入力データをNULL値として対象列に格納できます。
環境変数“RDB_UTY_LENCHK”は、rdbstartコマンドの実行時に有効となります。
また、実行するすべてのrdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドに対して有効になります。