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Symfoware Server V11.0.0 アップデート情報
Symfoware

2.52 rdbsloader、rdbsaloader、rdbsuloaderコマンド

変更内容

6.0.1以前

oオプション指定時のエラーメッセージについて

以下の条件をすべて満たした場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドを実行するとqdg02484u「d*件目: 1件(e*バイト)に満たない長さのバイナリデータで入力ファイルが終了しました s*」のメッセージを出力してコマンドが異常終了します。

  • oオプションを指定している。

  • 入力ファイル内のデータが定義長より短い。


oオプション指定時の入力データの扱いについて

以下の条件をすべて満たした場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドを実行すると入力データをNULL値として対象列に格納します。

  • oオプションを指定している。

  • 入力ファイル中にVARCHAR型、NCHAR VARYING型またはBLOB型のデータを指定している。

  • 上記のデータについてNULL値を指定し、データの長さ部に指定された値のデータ部が存在する。

  • rdbsloaderコマンドの場合は、さらに以下の条件を満たしている。

    • レコード長がページ内格納域長を超えている場合

      参照

      レコード長およびページ内格納域長の見積りについては、“RDBユーザーズガイド データベース定義編”を参照してください。

    • 過去に表定義変更文による列定義削除を行っていて、削除前にはレコード長がページ内格納域長を超えていた場合

    • XMLデータのインデックスが定義されている場合

7.0以降

oオプション指定時のエラーメッセージについて

6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドを実行するとqdg02483u「d*件目: 異常データが存在します 列名=s* t*」のメッセージを出力してコマンドが異常終了します。


oオプション指定時の入力データの扱いについて

6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドを実行するとコマンドの実行がエラーとなります。

参照

レコード長およびページ内格納域長の見積りについては、“RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。

非互換

oオプション指定時のエラーメッセージについて

6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドで出力されるメッセージが変更されます。

バージョンレベル

メッセージ

6.0.1以前

qdg02484u

7.0以降

qdg02483u

oオプション指定時の入力データの扱いについて

6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドの実行時に、6.0.1以前では、入力データをNULL値としてデータベースに格納していましたが、7.0以降では、コマンドの実行がエラーとなります。

対処方法

oオプション指定時のエラーメッセージについて

rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドの出力メッセージを解析して処理を行うシェルスクリプトなどが存在する場合、出力メッセージの変更に対する考慮を行ってください。

oオプション指定時の入力データの扱いについて

6.0.1以前”で示した条件の場合、rdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドの実行時に、可変長列にNULL値を格納する場合は、入力データにNULLタグとデータの長さ部のみを指定し、データ部を指定しないようにしてください。

上記の対処ができない場合、環境変数“RDB_UTY_LENCHK”に“YES”を指定してください。6.0.1以前と同様に入力データをNULL値として対象列に格納できます。

環境変数“RDB_UTY_LENCHK”は、rdbstartコマンドの実行時に有効となります。

また、実行するすべてのrdbsloader、rdbsaloaderまたはrdbsuloaderコマンドに対して有効になります。