変更内容
cオプションを指定して監査ログデータベースの作成を行った場合に、監査ログの実表の列構成が変更されます。これに伴い監査ログをバックアップしたときのバックアップデータの形式が変更されます。
以下の表に示す列構成で監査ログ表の実表を定義します。
列名 | データ型 | 情報の意味 |
---|---|---|
SYSTEM_NAME | CHAR(8) | RDBシステム名 |
ELEMENT_NO | SMALLINT | 監査ログエレメント番号 |
RECORD_TYPE | CHAR(1) | レコード種別 |
USER_NAME | CHAR(128) | 利用者名 |
PROCESS_ID | INT | プロセスID |
MODULE_NAME | CHAR(34) | モジュール名 |
MODULE_KIND | CHAR(1) | ロードモジュール種別 |
ACCESS_TIME | TIMESTAMP | アクセス時刻、 |
MILLI_SEC | SMALLINT | ACCESS_TIMEの補助情報 |
ACCESS_TYPE | CHAR(1) | アクセス種別 |
SELECT_SUCCESS | INT | SELECT文の実行の成功回数 |
SELECT_FAIL | INT | SELECT文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
UPDATE_SUCCESS | INT | UPDATE文の実行の成功回数 |
UPDATE_FAIL | INT | UPDATE文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
DELETE_SUCCESS | INT | DELETE文の実行の成功回数 |
DELETE_FAIL | INT | DELETE文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
INSERT_SUCCESS | INT | INSERT文の実行の成功回数 |
INSERT_FAIL | INT | INSERT文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
CALL_SUCCESS | INT | CALL文の実行の成功回数 |
CALL_FAIL | INT | CALL文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
MAX_MEM | INT | セションが使用した最大メモリ量 |
MAX_WORK | INT | セションが使用した最大作業用ファイル量 |
MAX_TRAN_MEM | INT | セションが使用した最大トランザクション用メモリ量 |
MAX_TRAN_TIME | INT | セションが使用した最大トランザクション時間 |
EVENT | CHAR(8) | 実行した処理 |
PRIV_CHECK | CHAR(1) | 権限チェックの結果、 |
AUDIT_TEXT | VCHAR | 対象資源名、 |
以下の表に示す列構成で監査ログ表の実表を定義します。なお、変更または追加になった項目を太字で示しています。
列名 | データ型 | 情報の意味 |
---|---|---|
SYSTEM_NAME | CHAR(8) | RDBシステム名 |
ELEMENT_NO | SMALLINT | 監査ログエレメント番号 |
RECORD_TYPE | CHAR(1) | レコード種別 |
USER_NAME | CHAR(128) | 利用者名 |
PROCESS_ID | INT | プロセスID |
MODULE_NAME | CHAR(34) | モジュール名 |
MODULE_KIND | CHAR(1) | ロードモジュール種別 |
ACCESS_TIME | TIMESTAMP | アクセス時刻、 |
MILLI_SEC | SMALLINT | ACCESS_TIMEの補助情報 |
ACCESS_TYPE | CHAR(1) | アクセス種別 |
SELECT_SUCCESS | INT | SELECT文の実行の成功回数 |
SELECT_FAIL | INT | SELECT文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
UPDATE_SUCCESS | INT | UPDATE文の実行の成功回数 |
UPDATE_FAIL | INT | UPDATE文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
DELETE_SUCCESS | INT | DELETE文の実行の成功回数 |
DELETE_FAIL | INT | DELETE文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
INSERT_SUCCESS | INT | INSERT文の実行の成功回数 |
INSERT_FAIL | INT | INSERT文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
CALL_SUCCESS | INT | CALL文の実行の成功回数 |
CALL_FAIL | INT | CALL文の実行を試みたが権限チェックにより失敗した回数 |
MAX_MEM | INT | セションが使用した最大メモリ量 |
MAX_WORK | INT | セションが使用した最大作業用ファイル量 |
MAX_TRAN_MEM | INT | セションが使用した最大トランザクション用メモリ量 |
MAX_TRAN_TIME | INT | セションが使用した最大トランザクション時間 |
EVENT | CHAR(8) | 実行した処理 |
PRIV_CHECK | CHAR(1) | 権限チェックの結果、 |
CLIENT_INF | CHAR(64) | クライアント情報 |
MODULE_INF | CHAR(64) | モジュール情報 |
ACTION_INF | CHAR(64) | アクション情報 |
CONNECTION_ID | CHAR(22) | コネクションID |
SQL_HASH | CHAR(24) | SQL文のハッシュ値 |
STATEMENT_ID | INT | 実行ごとのSQL文ID |
REF_STATEMENT_ID | INT | 位置づけSQL文ID |
ROWS_PROCESSED | INT | 処理結果件数 |
ELAPSED_TIME | INT | SQL文の処理時間 |
ELAPSED_MILLI_SEC | SMALLINT | ELAPSED_TIMEの補助情報 |
EXECUTIONS | INT | 実行回数 |
AUDIT_TEXT | VCHAR | 対象資源名、 |
非互換
cオプションを指定して監査ログデータベースの作成を行った場合に、監査ログの実表に以下の列定義が追加されます。
列名 | データ型 | 情報の意味 |
---|---|---|
CLIENT_INF | CHAR(64) | クライアント情報 |
MODULE_INF | CHAR(64) | モジュール情報 |
ACTION_INF | CHAR(64) | アクション情報 |
CONNECTION_ID | CHAR(22) | コネクションID |
SQL_HASH | CHAR(24) | SQL文のハッシュ値 |
STATEMENT_ID | INT | 実行ごとのSQL文ID |
REF_STATEMENT_ID | INT | 位置づけSQL文ID |
ROWS_PROCESSED | INT | 処理結果件数 |
ELAPSED_TIME | INT | SQL文の処理時間 |
ELAPSED_MILLI_SEC | SMALLINT | ELAPSED_TIMEの補助情報 |
EXECUTIONS | INT | 実行回数 |
本非互換により、8.0.1以前で監査ログを取得する運用を実施しており、9.0.0以降にアップグレードした後で、たとえば監査ログの格納先を変更するなどの理由で監査ログ表を再作成する場合に影響します。
影響の内容は以下です。
監査ログのバックアップデータをいろいろな参照手段と連携して使用している場合に、バックアップデータの形式が変更されることで連携が正しく行われなくなる場合があります。たとえば監査ログのバックアップデータを別の表に格納して参照する運用を実施している場合は、監査ログのバックアップデータを別の表に格納するときのrdbsloaderコマンドやrdbsaloaderコマンドの実行が異常終了します。
対処方法
監査ログ表の実表を8.0.1以前の列構成で作成する場合は、rdbauditコマンドのV0オプションを実行してください。
監査ログ表の実表を8.0.1以前の列構成で作成する場合
rdbaudit -c -n 3 -s 2048M -r /dev/raw/raw45 -V0
監査ログ表の実表がどの形式で作成されているか、rdbauditコマンドのVLオプションで確認することができます。
監査ログ表の実表の形式を調べる場合
rdbaudit -VL Audit version information Version : 1
参照
rdbauditコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。