[記述形式]
コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
/opt/FJSVisas/bin/iscollectinfo [-M システム名] [-d 格納ディレクトリ]
[説明]
Interstage Application Server Enterprise Edition のみ、対象となるシステム名を指定できます。
省略するとデフォルトシステムが対象となります。
調査資料の格納先ディレクトリを指定します。以下の形式で格納されます。
<指定ディレクトリ>/collect/<YYYYMMDDHHMMSS>/<system>
<YYYYMMDDHHMMSS>
年4桁・月2桁・日2桁・時間2桁・分2桁・秒2桁の形式です。例えば、2003年1月23日12時34分56秒の場合、20030123123456になります。
<system>
運用の対象となるシステム名です。
本オプションを指定しない場合は、対話形式で格納先ディレクトリの問い合わせがあります。デフォルトではカレントディレクトリ配下です。問い合わせに答えて、格納先ディレクトリを指定します。
[注意事項]
本コマンドはトラブルが発生した直後に実行してください。
本コマンドは管理者権限で実行してください。
資料採取時に以下のメッセージが出力されることがありますが、問題はありません。
IJServer10007, IJServer10008, IJServer10134
es10924
od10712, od10713, od10717, od10719, od10723, od10724, od10725, od10726, od10727, od10728, od10900, od10901, od10905, od10966
ots9343, ots9378
qff32022u, qff32301i
資料格納先に1024バイトを超えるディレクトリ名は指定できません。1024バイトを超えるディレクトリ名を指定した場合、is30893メッセージを出力してエラーとなります。
資料格納先に<YYYYMMDDHHMMSS>ディレクトリがすでに存在している場合、is30892メッセージを出力してエラーとなります。別端末で同時期にiscollectinfoコマンドを実行している場合や、OSの時計が正しくない場合などが該当します。
Interstage HTTP Serverのアクセスログおよびエラーログのログファイルの出力先を以下の初期値から変更した場合、iscollectinfoコマンドでは採取できません。その場合、別途ログファイルを採取してください。
/var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/logs
(インストールディレクトリはデフォルト)
“/FSUN”または“/FJSV”という文字列が含まれるディレクトリ名を資料格納先に指定できません。“/FSUN”または“/FJSV”という文字列が含まれるディレクトリ名を資料格納先に指定した場合、is30896メッセージを出力してエラーとなります。
[補足]
採取時間の目安は5分程度です。ただし、マシン環境により目安以上に時間を要する場合があります。
デフォルトの設定から変更がない場合、採取に必要なディスク容量の目安は100Mバイト程度です。デフォルトの設定内容から変更して各種のログサイズを大きくした場合等はより多くのディスク容量を必要としますので資料格納先のディスクには十分な空きを用意してください。