8.0で追加された新機能の概要について説明します。
新しいインタフェースの提供
Navigator Webクライアント
問い合わせ操作をWebブラウザから行うことができる機能です。従来必要だったクライアントソフトウェアのインストールや、JREのインストール無しで、Navigatorを操作することができます。
どこからでも情報活用が可能
Webブラウザの環境さえあれば、Navigatorを利用して情報を活用することができます。
わかりやすいユーザインタフェース
表の出力イメージを確認しながら問い合わせ操作でき、今まで以上にNavigatorの操作が簡単になりました。
プラグイン不要、メンテナンス不要のWebクライアント
クライアントPCには、何もインストールしないため、設定変更などは、サーバ側だけになり、多人数のシステムでも、メンテナンス作業は不要です。
情報保護、セキュリティの強化
暗号化
Systemwalker Desktop Encryption製品とNavigatorを組み合わせて利用することで、情報漏洩に対するセキュリティを強化できます。Systemwalker Desktop Encryptionと組み合わせることで、問い合わせファイルや問い合わせ結果を保存する時に、暗号化して保存することができます。暗号化をすることで、ウィルスによる情報漏洩などの対策強化を図れます。
外部流出抑止
Sysmtemwalker Desktop Keeper製品とNavigatorを組み合わせて利用することで、情報漏洩に対するセキュリティを強化できます。Sysmtemwalker Desktop Keeperと組み合わせることで、印刷の抑止や他メディアへのコピーの抑止ができ、保存した問い合わせファイル、問い合わせ結果などを、外部へ持ち出すことを禁止することができます。
問い合わせ/レポート機能の充実
時間帯の設定
時間テンプレート型管理ポイントに、時間帯の設定ができます。1時間ごとといった一定間隔や、午前、午後、早朝、深夜といった任意の間隔の設定が可能です。
時間帯での分析
時間帯が指定された時間テンプレート型管理ポイントを利用して、時間帯での分析ができます。例えば、午前、午後や、早朝、深夜といった1日の中での商品の売上傾向を分析することができます。
日の開始時刻の設定
日の開始時刻を新たに設定することも可能となり、日付をまたぐ場合でも、業態に合わせて、1日として集計することができます(例えば、朝7時から翌日の7時までを1日とした時間帯別集計ができます)。
信頼性の向上
クラスタシステム対応
Navigatorサーバのクラスタ運用ができます。
クラスタシステムにNavigatorサーバを構築すると一方のNavigatorサーバのノードがダウンしても、もう一方のノード上のNavigatorサーバを自動起動することができ、高い可用性を実現できます。
スケーラビリティの向上
負荷分散
負荷分散装置を利用することで、利用人数に応じて、Navigatorサーバを複数台利用した負荷分散システムを構築できます。サーバを後で追加することで、利用者の増加に応じたシステムの増強ができます。
文字コードの拡大
Unicodeデータベースへの対応
Unicodeデータベースに対応しました。
UnicodeのデータベースのデータとNavigatorと組み合わせたシステムを構築できます。
※Unicodeの使える文字は、Windows標準文字コード(Shift-JIS)の範囲です。
帳票作成製品との連携強化
Interstage List Creator/Interstage List Manager連携
帳票作成製品と組み合わせて利用すると、デザインされた帳票にNavigatorの問い合わせレイアウトを組み合わせることができます。組み合わせた結果は、帳票作成製品から、きれいな帳票として出力、印刷することができます。