ここでは、GUIインストーラによるインストールについて説明します。
GUIインストーラによるインストールは、新規にパッケージをインストールする場合のみ使用できます。すでにインストールされたサーバにパッケージを追加でインストールする場合は、“4.3 install.shシェルによるインストール”を使用してください。
■動作条件
GUIインストーラの動作条件を以下に示します。
/tmp配下を一時的に150Mバイト使用します。/tmpに150Mバイトの空きを確保してください。
フォントサイズや解像度によりGUI上の文字が表示しきれない場合があります。その場合、フォントサイズや解像度を調整してください。
GUIインストーラはX Window環境で動作します。X Window Systemが起動していない場合、GUIインストーラを使用する前に起動しておく必要があります。
なお、RHEL6(x86)/(Intel64)版のGUIインストーラを使用する場合、実行環境のOSに、以下のパッケージ、またはパッケージグループがインストールされている必要があります。詳細は、OSのマニュアルを参照してください。
必要なグループまたはパッケージ | 種別 | 備考 |
---|---|---|
X Window System | グループ |
|
デスクトップ | グループ |
|
日本語のサポート | グループ |
|
gtk2.i686 | パッケージ | Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)でGUIインストーラを使用する場合に必要です。 |
注意
Symfoware Serverなどの関連製品がインストールされている場合、GUIインストーラを使用して本製品をインストールすることはできません。
この場合、インストールシェルスクリプトを使用してインストールを行ってください。
GUIインストーラによるインストールを実行する場合、X Window環境へはrootでログインしてください。一般ユーザでログインしてからrootに変更する場合は、必ずsuコマンドの引数に“-”(ハイフン)を設定して変更してください。suコマンドを引数なしで実行してrootに変更した場合、GUIインストーラが正常に動作しません。
# su - <RETURN> |
ポイント
本節では、RHEL6(x86)/(Intel64)用のGUIインストーラの画面を例として説明します。