本製品をインストールする前に以下の作業を行ってください。
インストールに必要となる空きディスクがあることを確認してください。ディスク容量については、“2.5 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。
空きディスクが不足している場合は、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。
Interstageを運用する際にはシステムパラメタのチューニングが事前に必要です。
/etc/sysctl.confを編集して、共有メモリ、セマフォ、メッセージキューの値を適切な値に変更してください。各パラメタ値は、“Interstage Application Server チューニングガイド”の“システムのチューニング”を参照して計算してください。
なお、システムパラメタの設定方法については、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“システムパラメタのチューニング”についても参照してください。
システムパラメタを算出するためのExcelファイルがマニュアルDVDの“ApplicationServer\tuning”フォルダに“INTS-BAS-SystemSetupSheet.xls”として格納されています。Microsoft(R) Excel 2000、もしくは以降のバージョンのMicrosoft(R) Excelをお持ちの場合は“INTS-BAS-SystemSetupSheet.xls”を使用してシステムパラメタを算出することが可能です。使用方法などの詳細については、当該Excelファイル内の説明記事を参照してください。
hostnameコマンドを引数指定せずに実行しホスト名が正しく設定されているか確認してください。
# hostname |
表示されたホスト名が“localhost.localdomain”の場合は、正しく設定されていません。正しいホスト名を以下のコマンドを実行して設定してください。
# hostname "ホスト名" |
本製品のインストール時に、/etc/services にポート番号の登録を行います。CORBAサービスのポート番号(省略値:8002)がサービス名“odserver”として登録されます。CORBAサービスのポート番号(省略値:8002)に“odserver”以外のサービスが登録されていないか事前に確認してください。すでに他のサービスが登録されている場合、該当サービスを使用していない場合は、該当サービスをコメントアウトするなど/etc/services を編集してください。
本製品がインストール済みの環境に対して追加でインストールを行う場合、アプリケーションサーバ、ログ出力サービスを事前に停止する必要があります。
アプリケーションサーバ、ログ出力サービスの停止方法については、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“アプリケーションサーバの停止”、および“ログ出力サービスの停止”を参照してください。
Interstage運用グループは、Interstageの運用を行うためのOSのグループです。本グループに所属するユーザは、Interstageの運用を行うことができます。
Interstage運用グループは、サーバパッケージをインストールする前に作成します。
グループを登録するコマンドの例を以下に示します。
例)グループ“ismnggrp”を作成する場合
/usr/sbin/groupadd -g 500 ismnggrp |
注意
グループの作成方法は、システムの管理方針により異なります。必ずマシン管理者に確認してください。
特定グループのユーザに限定されるコマンドについては、“Interstage Business Application Server リファレンスマニュアル”、および“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
作成したグループ名は、インストール時に指定します。
インストール時に本グループ名を省略した場合は“ismnggrp”となります。
本グループを作成せずにインストールを行った場合、インストールが失敗します。
必ず作成してからインストールを行ってください。