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Interstage Business Application ServerV10.0.0 インストールガイド
Interstage

1.3.2 カスタムインストール

カスタムインストールにより、業務構築に最適な機能をインストールすることができます。
カスタムインストールは、以下のような場合に使用します。

なお、install.shシェルを使用した場合、機能選択、またはパッケージ選択のインストール方法の選択、およびインストール済みの環境への追加インストールを実施することができます。

<カスタムインストールで選択可能な機能

カスタムインストールで選択可能な機能は以下のとおりです。

表1.2 アプリケーションサーバ機能のカスタムインストールで選択可能な機能

機能

説明

標準インストール対象機能

フレームワーク

フレームワーク基本機能

フレームワークに共通の基本機能と、Webアプリケーションのフレームワークです。

JavaServer Faces

JavaServer Facesのフレームワークです。

  

Webアプリケーションフレームワークオプション

データベース連携機能、アプレットとの連携機能です。

Struts

Strutsです。

  

EJBアプリケーションフレームワーク

EJBアプリケーションのフレームワークです。

電子フォームアプリケーションフレームワーク

電子フォームアプリケーションのフレームワークです。

  

バックエンド連携サービス

バックシステムとの連携を行うライブラリです。

エンタープライズアプリケーションオプション

ログ拡張機能です。

ログオプション

高信頼性ログ機能との連携を行うライブラリです。

オープンJavaフレームワーク

Spring framework、Struts、iBATIS等のオープンJavaフレームワークです。

アプリケーション連携実行基盤

同期アプリケーション連携実行基盤

クライアントからの処理要求に対し、サーバアプリケーションの処理結果を即時応答(同期処理)するアプリケーション連携実行基盤です。

データベースアクセス管理機能

業務データベースに対するコネクション管理、およびトランザクション制御を行うための機能です。

アプリケーションサーバ機能

基本機能

Interstage Application Serverに必要な基本機能です。


(必須機能)

Java EE1)

GlassFish v2.1ベースのJava EE機能です。

マルチ言語サービスの基本機能

CORBAサービス、ワークユニット管理機能などマルチ言語サービスの基本機能です。

データベース連携サービス

データベース連携サービスです。

イベントサービス

アプリケーションプログラム間の通信をオブジェクトで非同期に行う機能です。

MessageQueueDirector

メッセージキューを基盤とした非同期通信機能です。

  

Portable-ORB

Javaクライアントの実行時にWebサーバからJavaランタイムをダウンロードして実行環境を構築するサービスです。

Webサーバ

Apache HTTP Server Version 2.0ベースのWebサーバです。

セキュア通信サービス

証明書・鍵管理機能、およびSSL通信機能です。

シングル・サインオン(業務サーバ)

Webベースのサービスに対応するアクセス制御を提供するサーバです。

  

シングル・サインオン(認証サーバ)

ユーザID/パスワード、証明書をもとに利用者の認証を行うサーバです。

  

シングル・サインオン(リポジトリサーバ)

利用者の認証に必要な情報とWebサーバのサービスに対応するアクセス制御に必要な情報を管理するサーバです。

  

Interstage ディレクトリサービス

Interstageの各サービスから使用できる、LDAPをベースとしたディレクトリサービス機能です。

Interstage管理コンソール

GUIによるInterstageの環境構築/運用操作/運用監視を提供する機能です。

Webサーバコネクタ/J2EE互換2

Webサーバコネクタ、およびTomcat5.5ベースのServletサービス、Interstage EJBサービスなどを含むJ2EE互換機能です。

Java SE

Java SE 6

JDK、またはJREのバージョン6です。

Java SE 5.0

JDK、またはJREのバージョン5.0です。

サンプルアプリケーション

J2EE互換機能のサンプルです。

  

Fujitsu XMLプロセッサ

Fujitsu XMLプロセッサです。

高信頼性ログ機能

高信頼性ログ機能です。

注1)管理対象サーバとして使用する場合は、Java EE機能をインストールしないでください。

注2)管理対象サーバ、および共存サーバとして使用する場合は、J2EE互換機能をインストールしてください。

ポイント

マルチ言語サービスの基本機能、またはWebサーバコネクタ/J2EE互換機能を利用する場合、インストール時にシステム規模がsmallで設定されます。システム規模を変更する場合は、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”を参照して変更してください。
また、選択された機能によって、Interstageのセットアップ形態が異なります。

  • J2EE互換機能(FJSVejb)を含む場合
    isinitコマンドで“isinit type1 EJB”を指定した場合と同等のセットアップが行われます。

  • J2EE互換機能(FJSVejb)を含まない場合
    isinitコマンドで“isinit type1”を指定した場合と同等のセットアップが行われます。