以下に複合イベント処理言語の式で利用できる演算子を示します。演算の優先順位はJava標準と同じです。
種別 | 演算子 | 説明 |
---|---|---|
算術 | +, - | 正、負の値を示す単行演算子。加算、減算を行う二項演算子 |
*, / | 乗算、除算を行う二項演算子 | |
% | モジュロ(除算の余り)演算を行う二項演算子 | |
論理 | NOT | 論理値の否定 |
OR | 2つの論理値の論理積 | |
AND | 2つの論理値の論理和 | |
比較 | =, !=, <, >, <=, >= | 2つの値の比較 |
連結 | || | 2つの文字列を連結 |
バイナリ | & | ビットごとのAND演算 |
| | ビットごとのOR演算 | |
^ | ビットごとの排他的論理和(XOR)演算 |
また、以下のキーワードも複合イベント処理言語の式で利用できます。
キーワード | 構文 | 説明 |
---|---|---|
in | 評価式 [not] in (式 [, 式] [, ...] ) | 評価式の値が括弧内の式の値のどれかと等しい場合にtrueを返します。notがある場合には否定した値(trueならfalse、falseならtrue)を返します。 |
評価式 [not] in ([ | () 下限値 : 上限値 () | ]) | 評価式の値が下限値と上限値の範囲内であればtrueを返します。角括弧“[”および“]”を使用した場合、範囲に下限値や上限値を含みます。括弧“(”および“)”を使用した場合は下限値や上限値を含みません。notがある場合には否定した値を返します。 | |
between | 評価式 [not] between 開始式 and 終了式 | 評価式の値が開始式の値と終了式の値の範囲内であればtrueを返します。範囲には開始式の値、終了式の値の両方を含みます。notがある場合には否定した値を返します。 |
like | 評価式 [not] like パターン表現 [escape 文字] | SQL標準のパターン照合機能を提供します。評価式の値の文字列がパターン表現で示されるパターンに一致する場合にtrueを返します。notがある場合には否定した値を返します。 パターン表現ではアンダースコア(_)は任意の1文字、パーセント(%)は任意の文字列(0文字も含む)を表します。escapeで指定した文字を前に付けることによって、パターン表現中でアンダースコア(_)やパーセント(%)を通常の文字として使うことができます。 |
regexp | 評価式 [not] regexp パターン表現 | Javaのjava.util.regexパッケージでの実装と同じ正規表現をパターン表現に使用して、評価式のパターン照合を行います。 |
any, some | 式 演算子 any (式 [, 式] [, ...] ) 式 演算子 some (式 [, 式] [, ...] ) | 左辺の式を、右辺の括弧内の式のそれぞれと演算子で比較し、その結果のどれかがtrueの場合にtrueとなります。 someとanyは同じです。 |
all | 式 演算子 all (式 [, 式] [, ...] ) | 左辺の式を、右辺の括弧内の式のそれぞれと演算子で比較し、その結果のすべてがtrueの場合にtrueとなります。 |