SQL標準関数
以下に複合イベント処理言語で利用できるSQL標準の集合関数を示します。
関数 | 構文 | 説明 |
---|---|---|
avedev | avedev([all | distinct] 式) | 式の値の平均偏差をdouble値で返します。 |
avg | avg([all | distinct] 式) | 式の値の平均をdouble値で返します。 |
count | count([all | distinct] 式) | 式の値でnullでないものの数をlong値で返します。 |
count(*) | イベントの数をlong値で返します。 | |
max | max([all | distinct] 式) | 式の値の最大値を返します。 |
median | median([all | distinct] 式) | 式の値の中央値をdouble値で返します。中央値の計算では数値とはならない値(Not-a-Number:NaN)は無視されます。 |
min | min([all | distinct] 式) | 式の値の最小値を返します。 |
stddev | stddev([all | distinct] 式) | 式の値の標準偏差をdouble値で返します。 |
sum | sum([all | distinct] 式) | 式の値の総計を返します。 |
distinctを指定した場合は、重複した値が取り除かれて計算されます。
データウィンドウ集合関数
以下にデータウィンドウに対する集合関数を示します。
関数 | 構文 | 説明 |
---|---|---|
first | first (* | イベントストリーム名.* | 値式 [, インデックス式]) | データウィンドウ中のイベント到着順で最初のイベントのプロパティまたは値式での評価値を返します。イベントストリーム名は、複数イベントストリームの結合時や副問合せが含まれている場合に、プロパティを返したいイベントストリームを指定します。 インデックス式の指定がある場合、最初のイベントから式の値番目のイベントのプロパティを返します。 |
last | last(* | イベントストリーム名.* | 値式 [, インデックス式]) | データウィンドウ中のイベント到着順で最新のイベントのプロパティまたは値式での評価値を返します。イベントストリーム名は、複数イベントストリームの結合時や副問合せが含まれている場合に、プロパティを返したいイベントストリームを指定します。 インデックス式の指定がある場合、最新のイベントから式の値番目のイベントのプロパティを返します。 |
window | window(* | イベントストリーム名.* | 値式) | データウィンドウ中のすべてのイベントのプロパティまたは値式での評価値を返します。イベントストリーム名は、複数イベントストリームの結合時や副問合せが含まれている場合に、プロパティを返したいイベントストリームを指定します。 |
first、last、window集合関数と、prevtail、prev、prevwindow関数の違いは、集合関数がgroup byによる操作が可能な点と、それらがソート順ではなくイベント到着順を基にしているという点です。