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Interstage Big DataComplex Event Processing ServerV1.0.0 ユーザーズガイド
Interstage

8.4 cepdispeng

名前

cepdispeng - CEPエンジンの情報表示


形式
cepdispeng [-i] [-a | -e engine_name]

機能説明

CEPエンジンの基本情報または動作状態を表示します。


引数
-i

CEPエンジンの基本情報を表示します。

本オプションを指定しない場合、CEPエンジンの動作状態を表示します。

表示される項目について、以下に説明します。

基本情報

項目名

意味

表示有無

engineId

CEPエンジン名

eventtype

配備されているイベントタイプ定義の開発資産ID

rule

配備されているルール定義の開発資産ID

master

配備されているマスタ定義の開発資産ID

listener

配備されているSOAPリスナ定義の開発資産ID

○:必ず表示されます。

△:該当の開発資産が配備されている場合に表示されます。

ポイント

同一定義の開発資産が2つ以上配備されている場合は、複数行で表示されます。


動作状態

項目名

意味

表示有無

engineId

CEPエンジン名

port

Socket通信用のポート番号(Socketアダプターポート)

△(*1)

socket

Socket通信の同時接続数

△(*1)

status_filter

CEPエンジン(高速フィルター)の状態

RUN:正常稼働

STARTING:起動中

STOP:停止

STOPPING:停止中

ABNORMAL:異常

status_cep

CEPエンジン(複合イベント処理)の状態

RUN:正常稼働

STARTING:起動中

STOP:停止

STOPPING:停止中

ABNORMAL:異常

inEvent_filter

CEPエンジン(高速フィルター)の入力イベント数

高速フィルターへ入力されたイベント数を指します。CEPエンジンが起動された時点からの累積値を表示します。

△(*2)

inEvent_cep

CEPエンジン(複合イベント処理)の入力イベント数

複合イベント処理へ入力されたイベント数を指します。CEPエンジンが起動された時点からの累積値を表示します。

△(*3)

outEvent_filter

CEPエンジン(高速フィルター)の出力イベント数

複合イベント処理に送信したイベント数を指します。CEPエンジンが起動された時点からの累積値を表示します。

△(*2)

outEvent_cep

CEPエンジン(複合イベント処理)の出力イベント数

ユーザー開発Webサービスに送信したイベント数を指します。CEPエンジンが起動された時点からの累積値を表示します。

△(*3)

logging_filter

CEPエンジン(高速フィルター)のロギング数

△(*2)

logging_cep

CEPエンジン(複合イベント処理)のロギング数

△(*3)

heap_filter

CEPエンジン(高速フィルター)のJavaヒープの使用量と領域量

以下の形式で表示します。

Javaヒープ使用量(バイト)/領域量(バイト)

△(*2)

heap_cep

CEPエンジン(複合イベント処理)のJavaヒープの使用量と領域量

以下の形式で表示します。

Javaヒープ使用量(バイト)/領域量(バイト)

△(*3)

useMemory_filter

CEPエンジン(高速フィルター)プロセスのメモリ使用量(キロバイト)

△(*2)

useMemory_cep

CEPエンジン(複合イベント処理)プロセスのメモリ使用量(キロバイト)

△(*3)

countRule_filter

CEPエンジン(高速フィルター)に適用されているルール数

△(*2)

countRule_cep

CEPエンジン(複合イベント処理)に適用されているルール数

△(*3)

countListener

適用リスナ数

CEPエンジン(複合イベント処理)に適用されているSOAPリスナ定義数を指します。

△(*3)

○:必ず表示されます。

△:以下の場合に表示されます。

*1) Socket通信を利用している場合(CEPエンジンでSocketアダプターを使用している場合)

*2) CEPエンジン(高速フィルター)が正常稼働している場合(status_filterが“RUN”の場合)

*3) CEPエンジン(複合イベント処理)が正常稼働している場合(status_cepが“RUN”の場合)


-a

構成済みのすべてのCEPエンジンの情報を表示します。


-e engine_name

情報を表示するCEPエンジン名を指定します。

構成しているCEPエンジンが1つだけの場合は、本オプションを省略できます。

本オプションを省略した場合、構成済みのCEPエンジンが2個以上存在していると、エラーメッセージが出力されて表示に失敗します。


終了ステータス

以下のステータスが返されます。

0

正常終了

8

異常終了


正常終了時の出力例

構成済みのすべてのCEPエンジンの動作状態を表示する場合の出力例です。

$ cepdispeng -a <ENTER>
engineId :CepEngine1
port :9600
socket :1
status_filter :RUN
status_cep :RUN
inEvent_filter :100
inEvent_cep :100
outEvent_filter :100
outEvent_cep :100
logging_filter :100
logging_cep :100
heap_filter :98,725,088 / 532,545,536
heap_cep :98,725,088 / 532,545,536
useMemory_filter :823,493,339
useMemory_cep :823,493,339
countRule_filter :1
countRule_cep :1
countListener :1

engineId :CepEngine2
port :9601
status_filter :STOP
status_cep :STOP
Command cepdispeng executed successfully.

CEPエンジン(CepEngine1)の基本情報を表示する場合の出力例です。

$ cepdispeng -i -e CepEngine1 <ENTER>
engineId :CepEngine1
eventtype :EVENT_01
rule :RULE_01
master :MASTER_01
listener :LISTEN_01
listener :LISTEN_02
Command cepdispeng executed successfully.