XTP連携により、複合イベント処理ルールから外部のXTPのキャッシュを参照する場合、以下の点に留意して検討します。
キャッシュの初期データ
キャッシュの初期データの用意が必要です。
データの形式は、使用するキャッシュアクセスアプリケーション(更新)の仕様に従います。
XTPのキャッシュの形式
XTPのキャッシュは、規定の形式に従っている必要があります。
既存のキャッシュを利用する場合は、「5.4.11.1 利用可能なXTPのキャッシュの形式」に合っているか確認します。
XTPのキャッシュは、KeyとValueで構成されます。本製品で参照するキャッシュは以下の構成にする必要があります。
Keyに使用可能な型 | Valueに使用可能な型 |
---|---|
java.lang.String | java.util.HashMap<java.lang.String, java.lang.Object> |
複合イベント処理ルールで指定する各プロパティは、上記HashMapの各要素に対応します。
キャッシュのHashMapの各要素の値で使用可能な型と、対応する複合イベント処理ルールにおける型は以下の通りです。
HashMapの各要素に使用可能な型 | 対応する複合イベント処理ルールの型 |
---|---|
java.lang.String | string |
java.lang.Boolean | bool/boolean |
java.lang.Byte | byte |
java.lang.Integer | int/integer |
java.lang.Long | long |
java.lang.Float | float |
java.lang.Double | double |
XTPのキャッシュのKeyとValueに指定するHashMapは以下の関係とする必要があります。
Virtual Data WindowのkeyPropertyで指定する値を、HashMapのキーに設定します。
上記のHashMapのキーの値と同じ値を、XTPのキャッシュのKeyに設定します。
実際の使用方法については、「5.4.15 キャッシュアクセスアプリケーション(更新)の設計」を参照してください。