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Interstage Business Application ServerV11.0.0 インストールガイド
Interstage

1.2.2 カスタムインストール

  カスタムインストールにより、業務構築に最適な機能をインストールすることができます。

  カスタムインストールは、以下の場合に使用できます。

  カスタムインストールで選択可能な機能は以下のとおりです。

表1.2 Interstage Business Application Serverのカスタムインストールで選択可能な機能

機能

説明

デフォルトの選択状態

フレームワーク

フレームワークを構成するコンポーネントです。

  

フレームワーク基本機能

フレームワークに共通の基本機能と、Webアプリケーションのフレームワークです。

JavaServer Faces

JavaServer Facesのフレームワークです。

サンプルプロジェクト

フレームワークを利用したサンプルアプリケーションのJava統合開発環境プロジェクトです。

Webアプリケーションフレームワークオプション

データベース連携機能、アプレットとの連携機能です。

Struts

Strutsです。

XMLデータ仕様記述コンパイラ

XMLデータ仕様記述コンパイラです。

EJBアプリケーションフレームワーク

EJBアプリケーションのフレームワークです。

電子フォームアプリケーションフレームワーク (注1)

電子フォームアプリケーションのフレームワークです。

バックエンド連携サービス

バックシステムとの連携を行うライブラリです。

エンタープライズアプリケーションオプション

ログ拡張機能です。

ログオプション

高信頼性ログ機能との連携を行うライブラリです。

オープンJavaフレームワーク

Spring framework、Struts、iBATIS等のオープンJavaフレームワークです。

アプリケーション連携実行基盤 (注1)

アプリケーション連携実行基盤です。

Interstage Application Server

アプリケーションサーバ(Interstage Application Server)のコンポーネントです。

  

アプリケーションサーバの基本機能

アプリケーションサーバに必要な基本機能


(必須機能)

Java EE (注2)

GlassFish v2.1ベースのJava EE 5機能です。

マルチ言語サービス

マルチ言語サービスの基本機能

CORBAサービス、ワークユニット管理機能などのマルチ言語サービスの基本機能です。

データベース連携サービス

データベース連携サービスです。

イベントサービス

アプリケーションプログラム間の通信をオブジェクトで非同期に行う機能です。

MessageQueueDirector

メッセージキューを基盤とした非同期通信機能です。

Portable-ORB

Javaクライアントの実行時にWebサーバからJavaランタイムをダウンロードして実行環境を構築するサービスです。

CORBAサービスディベロップメントツール

CORBAアプリケーション開発用のツールです。

Webサーバ

Apache HTTP Server Version 2.0ベースのWebサーバです。

セキュア通信サービス

証明書・鍵管理機能、およびSSL通信機能です。

シングル・サインオン

Interstageシングル・サインオン(業務サーバ)

Webベースのサービスに対応するアクセス制御を提供するサーバです。
なお、JAAS APIを使用する場合は、Java EE 5機能およびWebサーバコネクタ機能、またはJ2EE互換機能も選択してください。

Interstageシングル・サインオン(認証サーバ)

ユーザID/パスワード、証明書をもとに利用者の認証を行うサーバです。

Interstageシングル・サインオン(リポジトリサーバ)

利用者の認証に必要な情報とWebサーバのサービスに対応するアクセス制御に必要な情報を管理するサーバです。

情報管理サービス

Interstage ディレクトリサービス

Interstageの各サービスから使用できる、LDAPをベースとしたディレクトリサービス機能です。

Interstage data store

Interstageディレクトリサービスで必要な機能です。

Interstage管理コンソール

GUIによるInterstageの環境構築/運用操作/運用監視を提供する機能です。

Webサーバコネクタ

Webサーバコネクタ機能です。

J2EE互換 (注3)

Tomcat5.5ベースのServletサービス、Interstage EJBサービスなどを含むJ2EE互換機能です。

Java EE 6(アプリケーション開発用) (注4)

GlassFish v3.1ベースのJava EE 6機能です。

Java SE

6

JDK、またはJREのバージョン6です。

7

JDK、またはJREのバージョン7です。

その他互換機能

サンプルアプリケーション

J2EE互換機能のサンプルです。

高信頼性ログ機能 (注5)

高信頼性ログ機能です。

○:選択状態、-:未選択状態

注1)
  アプリケーション連携実行基盤、または電子フォームアプリケーションフレームワークを選択した場合は、本インストーラによってFujitsu XMLプロセッサがインストールされます。

注2)
  管理対象サーバとして使用する場合は、Java EE 5機能をインストールしないでください。

3)
  管理対象サーバ、および共存サーバとして使用する場合は、J2EE互換機能をインストールしてください。

4)
  本バージョンでは、業務運用に利用できません。アプリケーション開発用途にご利用ください。また、管理対象サーバとして使用する場合は、Java EE 6機能をインストールしないでください。

5)
  高信頼性ログ機能を選択した場合は、[高信頼性ログ機能の選択]画面で選択された[Client機能]、または[Client機能 + Server機能]のいずれかがインストールされます。

注意

  • アプリケーション連携実行基盤、および電子フォームアプリケーションフレームワークのどちらも選択しない場合、Fujitsu XMLプロセッサは本インストーラからはインストールされません。使用する場合は、“付録A Fujitsu XMLプロセッサのインストール”を参照してインストールしてください。

ポイント

  • マルチ言語サービスの基本機能、またはJ2EE互換機能を利用する場合、インストール時にシステム規模がlargeで設定されます。システム規模を変更する場合は、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”を参照して変更してください。