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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

4.2.4 画面部品共通プロパティ

画面部品で共通のプロパティを、以下に示します。

表の項目の意味は、“Text”の“プロパティ”を参照してください。

名前

データ型

説明

省略

省略値

id

String

部品のIDを指定します。(注)
指定する文字列は、以下の条件に従う必要があります。

  • 最初の文字は半角英文字

  • 2文字目以降の文字は、半角英文字、半角数字、アンダーバー、ハイフン、コロン、ピリオドのどれか

先頭および末尾の空白は、無視されます。上記以外の文字が指定された場合、エラーとなります。また、空文字列を指定することはできません。
Systemwalker Runbook Automation Studioでは、このプロパティにUDAを指定することができます。UDAを指定した場合、部品が初期化される際に、指定したUDAの値が特定のプロパティの値として使用されます。また、そのプロパティの値は、UDAの値として保存されます。
ただし、Select、SelectListまたはCheckListが初期化される際は、指定したUDAの値に該当する項目のインデックスが、selectedIndexプロパティまたはselectedIndexesプロパティに設定されます。そして選択されたインデックスに該当する項目の値が、UDAの値として保存されます。
詳細は、“プロパティにUDAを指定する方法”を参照してください。

部品名_連番

type

String

部品タイプを指定します。

不可

なし

styleClass

String

スタイルのクラス名を指定します。
機能付加部品には指定できません。

""

注) HTMLのid属性とは異なります。HTMLのid属性を指定する場合は、このrcf:id属性とは別に、id属性を指定してください。

UDAで指定できるプロパティのタイプ

以下にidプロパティにUDAを指定できる部品を示します。

部品名

プロパティ

指定できるUDAのタイプ

Text

value

STRING, BOOLEAN, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL, XML

TextInput

value

STRING, BOOLEAN, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL

CheckBox

value

STRING, BOOLEAN

RadioButton

value

STRING, BOOLEAN

TextArea

value

STRING, BOOLEAN, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL, XML

Select

selectedIndex, selectedIndexes

STRING, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL (注)

ComboBox

value

STRING, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL

DateInput

date

DATE

NumberInput

number

INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL

SelectList

selectedIndex, selectedIndexes

STRING, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL (注)

CheckList

selectedIndex, selectedIndexes

STRING, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL (注)

Panel

label

STRING, BOOLEAN, DATE, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL, XML

ViewStack

selectedIndex

INTEGER

TabPanel

selectedIndex

INTEGER

FragmentContainer

src

STRING

Calendar

selectedDates

DATE, LONG

PopupCalendar

selectedDate

DATE, LONG

注) 複数選択の場合、指定できるUDAのタイプはString型だけです。

ロパティUDA指定する方法

Systemwalker Runbook Automation Studioでは、部品をUDAに関連付けることができます。

指定方法は以下のとおりです。

rcf:<プロパティ名>="uda_<UDAの識別子>"

例えば、Select部品を"Value1"と"Options"という識別子を持つUDAに関連付ける場合は、以下のように記述します。

<div rcf:type="IBPMSelect" rcf:id="uda_Value1" rcf:prop_options="uda_Options"...></div>

上記の例では、

注意

  • prop_optionsプロパティ(Select、SelectListとCheckList UI部品)とprop_list(ComboBox UI部品)に関連付けたUDAの値には、選択項目を表す値を指定します。選択項目の区切り文字として、カンマを使用します。

  • optionsプロパティ(Select、SelectListとCheckList UI部品)とlist(ComboBox UI部品)には、選択項目を表す値を指定します。選択項目の区切り文字として、セミコロンを使用します。

  • prop_optionsプロパティ(Select、SelectListとCheckList UI部品)とprop_list(ComboBox UI部品)に関連付けたUDAの値について、以下の注意があります。

    • このUDAの値の末尾がカンマの場合、選択項目の末尾に空の選択項目が表示されます。

    • このUDAの値が空文字列、ブランク文字列のみの場合は、空の選択項目が表示されます。

    • Select UI部品のprop_optionsプロパティに定義したUDAの値を、空文字列またはブランク文字列にすることはできません。

    • 空文字列またはブランク文字列の項目を選択した場合、各UI部品のidプロパティに定義されたUDAの値には、空文字列が設定されます。

  • UI部品とUDAの関連付けについて

    • UI部品に誤ったUDA(存在しないUDA、未サポートタイプのUDAなど)を関連付けた場合、各プロパティ(valueなど)は、上書きされません。

    • DateInputに誤ったUDAを関連付けた場合、初期値として空文字列が表示されます。

    • ViewStack、TabPanelに関連付けたINTEGER型のUDAの値が、利用可能なインデックスの範囲外の場合は、何も表示されません。

    • TabPanelに追加したFragmentContainerの処理でエラーが発生した場合、TabPanelのその他のTabも使用できません。

  • UDAの値について

    • この値が、前後にブランクを含んだ文字列の場合、その文字列がUI部品に表示されます。

    • UI部品に入力した値を保存する処理において、前後のブランクが削除(トリム)されてサーバに保存されます。

    • 複数選択可能なUI部品(Select, SelectList, CheckList)の場合、選択項目の文字列を区切り文字(カンマ)で結合したあとの文字列をトリムして、サーバに保存します。

エラーメッセージ表示領域について

パレットで以下の画面部品を選択し、Ajaxページエディタに配置すると、エラーメッセージ表示領域も一緒に定義されます。

Webコンソールで以下の操作を行ったときに、エラーメッセージ表示領域にエラーメッセージが表示されます。

この場合、対象となる画面部品をUDAに関連付け、エラーフィールド用Textのidプロパティには、以下の形式でUDAを指定する必要があります。

rcf:id="error_<UDAの識別子>"

注意

Select UI部品のmultipleプロパティにtrueを指定した場合、この部品とエラーメッセージ表示域が重なるので、エラーメッセージ表示域を移動する必要があります。