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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

3.21.1 サーバの正常稼働状態の確認情報の登録

稼働状態の確認情報の登録

初めに、確認する対象サーバが属するグループ名と、対象サーバで確認するサービス名、およびポート番号を決めます。

例えば、確認する対象サーバを3種類(Webサーバ/APサーバ/DBサーバ)に分類するとします。
確認するグループ名を“Web”、“AP”、“DB”とします。それぞれの確認するグループにて、確認するサービス名、およびポート番号を決めます。サービス名、およびポート番号は複数指定することも可能です。
なお確認するグループ名には、半角英数字と"-"(ハイフン)、"_"(アンダーバー)、"/"(スラッシュ)のみを利用してください。

確認するグループ名

サービス名

ポート番号

Web

IISADMIN

80

AP

Apache Tomcat

8080

DB

SQL Server

1433


上記で決定した稼働状態の確認内容を、CMDBに登録します。確認する内容は設計レコードに登録します。
上記の確認内容を元に、設計レコードの[論理ノード]、[サービス/デーモン]、および[OSプロセス]について、下記の情報が登録されているかを確認します。登録されていない場合は登録します。また登録した[サービス/デーモン]、および[OSプロセス]を[論理ノード]と関連づけします。

表3.7 論理ノード[LogicalServer](設計レコード)への設定内容

属性

設定値

ユニーク識別子

確認するグループ名

IPアドレス

任意の値

表3.8 サービス/デーモン[OSService](設計レコード)への設定内容

属性

設定値

ユニーク識別子

任意の値

サービス名

起動状況を確認するサービス名(Windowsのサービス名)

表3.9 OSプロセス[Process](設計レコード)への設定内容

属性

設定値

ユニーク識別子

任意の値

プロセス名

接続可能か確認するポート番号またはサービス名

表3.10 関連づけの設定内容

参照元

参照先

論理ノード

サービス/デーモン

論理ノード

OSプロセス

確認対象サーバの情報の登録

確認対象のサーバに適用する[確認するグループ名]を、確認対象のサーバの[論理ノード]に登録します。実態レコードに登録します。
実態レコードの[論理ノード]について、下記の情報が登録されているかを確認します。登録されていない場合は登録します。

表3.11 論理ノード[LogicalServer](実態レコード)への設定内容

属性

設定値

用途

確認するグループ名

参照

CMDBにデータを登録する操作については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“構成情報を管理する”を参照してください。

[論理ノード]、[サービス/デーモン]、[OSプロセス]の関係を以下に示します。

上図では、確認するグループ名、サービス名とポート番号は以下のように登録されています。

確認するグループ名

サービス名

ポート番号

Web

サービス1、サービス2

ポート1

AP

サービス2

ポート2、ポート3

DB

サービス3

ポート3

また、サーバ1とサーバ3の稼働状態の確認はWebグループの登録情報で行い、サーバ2の稼働状態の確認はAPグループの登録情報で行います。