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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

3.17.7 接続ユーザーと実行ユーザーが異なる場合の注意事項

接続ユーザーと実行ユーザーが異なる場合、sudoコマンドを利用しています。Systemwalker Runbook Automationからsudoコマンドを実行可能にするため、業務サーバで以下の設定が必要です。

  1. 業務サーバにログインします。

  2. 管理者権限を持つユーザー(root)になります。

  3. sudoの設定ファイルを編集します。

    # visudo
  4. 接続ユーザーに対して、以下の設定を行うように編集します。

    • tty端末でなくても実行可能

    • パスワード入力を省略しても実行可能

    • 環境変数LANGを実行ユーザーに引き継ぐ

    [例1] 接続ユーザー“user1”が、tty端末でなくても実行可能とする例を示します。

    Defaults:user1 !requiretty

    [例2] 接続ユーザー“user1”が、パスワード入力を省略しても実行可能とする例を示します。

    user1 ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL              # user1のパスワード入力を省略

    [例3] 接続ユーザー“user1”が、実行ユーザーに環境変数LANGの値を引き継ぐ設定の例を示します。

    「Defaults:user1 env_keep」パラメーターにLANGが含まれていれば、環境変数LANGが実行ユーザーに引き継ぐ設定になっています。

    Defaults:user1 env_keep = "COLORS DISPLAY HOSTNAME HISTSIZE INPUTRC KDEDIR \
                            LS_COLORS MAIL PS1 PS2 QTDIR USERNAME \
                            LANG LC_ADDRESS LC_CTYPE LC_COLLATE LC_IDENTIFICATION \
                            LC_MEASUREMENT LC_MESSAGES LC_MONETARY LC_NAME LC_NUMERIC \
                            LC_PAPER LC_TELEPHONE LC_TIME LC_ALL LANGUAGE LINGUAS \
                            _XKB_CHARSET XAUTHORITY"
    • 上記の設定は、Systemwalker Runbook Automationの実行以外にも影響するため、設定の際は注意してください。

    • 業務サーバがWindows、Solarisの場合、sudoコマンドが存在しないため、接続ユーザーと実行ユーザーが異なる場合はエラーとなります。そのため、業務サーバがWindows、Solarisの場合は接続ユーザーと実行ユーザーに同じユーザーを指定してください。