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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

1.5.7 ssoclbackup(Interstage シングル・サインオンのバックアップコマンド)

機能説明

本コマンドは、管理サーバで、Interstageシングル・サインオンの資源を指定された退避先ディレクトリに退避します。

バックアップ対象資源、対象ファイル、および格納先は以下のとおりです。

対象資源

対象ファイル(注1)

格納先(注2)

(上段【Windows】、下段【Linux】

Interstage シングル・サインオン

  • リポジトリサーバの定義ファイル

退避先ディレクトリ\ssoroot\SSO\sv_back

退避先ディレクトリ/ssoroot/FJSVsso/sv_back

  • 認証サーバの定義ファイル

  • 認証サーバのWebブラウザに表示するメッセージファイル

退避先ディレクトリ\ssoroot\SSO\ac_back

退避先ディレクトリ/ssoroot/FJSVsso/ac_back

  • 業務サーバの定義ファイル

  • 業務サーバのWebブラウザに表示するメッセージファイル

退避先ディレクトリ\ssoroot\SSO\az_back

退避先ディレクトリ/ssoroot/FJSVsso/az_back

Interstage HTTP Server

全Webサーバの以下のファイル

  • Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル

  • パスワードファイル

  • 公開用ルートディレクトリ

退避先ディレクトリ\ssoroot\IHS\

退避先ディレクトリ/ssoroot/FJSVihs/

Interstage ディレクトリサービス

SSOリポジトリとして使用しているリポジトリの以下のファイル

  • リポジトリ環境

  • リポジトリデータ

  • アクセスログ

退避先ディレクトリ\ssoroot\IDS\rep_back\

退避先ディレクトリ/ssoroot/FJSVirep/rep_back.tar.gz

Interstage 証明書環境

  • 証明書環境のファイル

  • SSL定義ファイル

退避先ディレクトリ\ssoroot\SCS\

退避先ディレクトリ/ssoroot/FJSVisscs/

また、バックアップを行った環境の情報を、以下のファイルに格納します。

格納される情報

詳細

格納先

(上段【Windows】、下段【Linux】

SSOリポジトリ名

バックアップを行ったSSOリポジトリ名をテキスト形式で格納します。

退避先ディレクトリ\ssoroot\info\rep_name.txt

退避先ディレクトリ/ssoroot/info/rep_name.txt

SSOリポジトリの設定情報

バックアップを行ったSSOリポジトリの設定情報です。(注3)

退避先ディレクトリ\ssoroot\info\rep_config.txt

退避先ディレクトリ/ssoroot/info/rep_config.txt

Interstage HTTP ServerのWebサーバ名一覧

バックアップを行ったWebサーバ名の一覧をテキスト形式で格納します。

退避先ディレクトリ\ssoroot\info\web_server_list.txt

退避先ディレクトリ/ssoroot\info/web_server_list.txt


注1)対象ファイルの詳細については、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”の“メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)”-“資源のバックアップとリストア”-“概要と対象ファイル”を参照してください。

注2)各バックアップ資源の格納先です。一部の資源のみを個別にリストアする際に本パスを指定してください。個別にリストアを行う場合は、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”の“メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)”-“資源のバックアップとリストア”を参照してください。

注3)設定情報の記述形式については、“Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“シングル・サインオン運用編”-“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”-“irepconfig”-“リポジトリ環境定義ファイル”を参照してください。


記述形式

ssoclbackup 退避先ディレクトリ


オプション

退避先ディレクトリ

バックアップ資源を格納するディレクトリを絶対パスで指定します。100バイト以内のパスを指定してください。指定したディレクトリが存在しない場合、ディレクトリを作成します。

Windows】

退避先ディレクトリ名には、以下の文字は使用できません。ただし、“:”(コロン)についてはドライブ文字を指定する場合、“\”(エンマーク)についてはディレクトリのセパレータとして指定する場合は使用可能です。

 : ; / * ? \ < > | " , 

Linux】

退避先ディレクトリ名に“/”(スラッシュ)を指定する場合、ディレクトリのセパレータとして扱われます。


復帰値

0:

正常終了

2:

異常終了


コマンド格納場所

【Windows】

[Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\sso\bin
※デフォルトの場合はC:\Fujitsu\Systemwalker\SWRBAM

【Linux】

/opt/FJSVswrbam/sso/bin


実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Linux】

注意事項

使用例

【Windows】

"C:\backup"に退避します。

ssoclbackup C:\backup

【Linux】

"/usr/backup"に退避します。

/opt/FJSVswrbam/sso/bin/ssoclbackup /usr/backup