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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

1.2.2 ssoclsetup(Interstage シングル・サインオンのセットアップコマンド)

機能説明

Interstage シングル・サインオンシステムの構築を行います。構築されたInterstage シングル・サインオンシステムは、以下のような構成になります。

記述形式

ssoclsetup FQDN SSLConfName [-rn RepositoryName] [-lp LDAPPort]

オプション

FQDN

本コマンドを実行するサーバのFQDN(ホスト名+ドメイン名)を指定します。以下の形式による指定は行えません。

  • ホスト名のみ

  • IPアドレス

FQDNには1~255バイトの半角英数字、および以下の記号が指定できます。

  • ピリオド「.」

  • ハイフン「-」

FQDNの指定には、以下の注意点があります。

  • FQDNの先頭と末尾、およびピリオド「.」の前後に記号は指定できません。

  • トップレベルドメインの先頭に数値は指定できません。

SSLConfName

Interstage シングル・サインオン側のサーバ(リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバ)を構築するWebサーバ(Interstage HTTP Server)で使用するSSL定義を指定します。指定するSSL定義は事前に作成しておく必要があります。

また、SSL定義には1~32バイトの半角英数字、および以下の記号が指定できます。

  • ハイフン「-」

  • 丸括弧「()」

  • 角括弧「[]」

  • アンダーライン「_」

-rn RepositoryName

SSOリポジトリのリポジトリ名を指定します。本オプションを省略した場合、“rep001”が指定されたものとみなします。

本コマンドでは、指定されたリポジトリ名を使用し、新規にSSOリポジトリを作成します。そのため、作成済みのリポジトリのリポジトリ名は、本オプションで指定しないでください。

リポジトリ名には1~8バイトの半角英数字、およびアンダーライン「_」が指定できます。

リポジトリ名の指定には、以下の注意点があります。

  • 先頭文字は半角英字のみ指定可能です。

  • 半角英大文字が指定された場合は、半角英小文字として扱われます。

-lp LDAPPort

構築するSSOリポジトリのポート番号を指定します。本オプションを省略した場合、“389”が指定されたものとみなします。


コマンド実行後、SSOリポジトリの管理者DNのパスワードの入力を要求するメッセージが表示されますので、管理者DNのパスワードを入力してください。"Retype"と表示された場合は、同じパスワードを再入力してください。


復帰値

0

正常終了

2:

異常終了


コマンド格納場所

【Windows】

[Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\sso\bin
※デフォルトの場合はC:\Fujitsu\Systemwalker\SWRBAM

【Linux】

/opt/FJSVswrbam/sso/bin


実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Linux】

注意事項

使用例

【Windows】

サーバのFQDNが“ssoserver.fujitsu.com”、SSL定義が“AuthSSL”の場合

ssoclsetup ssoserver.fujitsu.com AuthSSL
Please input SSO Repository administrator DN password
Password:
Retype:
IREP: 情報: irep10815: パスワードファイルを作成しました。
file=C:\INTERS~3\F3FMsso\ssoatcsv\conf\tmp_passwdfile
...定義情報を確認しています。          (1/4)
...リポジトリを初期化しています。      (2/4)
...公開ディレクトリを作成しています。  (3/4)
...リポジトリ管理情報を更新しています。(4/4)
IREP: 情報: irep70001: リポジトリを作成しました。 [rep001]
IHS: 情報: ihs01000: コマンドが正常に終了しました。
IHS: 情報: ihs01000: コマンドが正常に終了しました。
IHS: 情報: ihs01000: コマンドが正常に終了しました。
IREP: 情報: irep70000: リポジトリの環境設定を更新しました。 [rep001]
IHS: 情報: ihs01000: コマンドが正常に終了しました。

【Linux】

サーバのFQDNが“ssoserver.fujitsu.com”、SSL定義が“AuthSSL”の場合

# /opt/FJSVswrbam/sso/bin/ssoclsetup ssoserver.fujitsu.com AuthSSL
Please input SSO Repository administrator DN password
Password:
Retype:
UX:IREP: INFO: irep10815: Password file was created. file=/etc/opt/FJSVssosv/conf/ tmp_passwdfile
checking the repository configuration...      (1/4)
initializing the repository...                (2/4)
creating the public directory.                (3/4)
updating the repository management list...    (4/4)
UX:IREP: INFO: irep70001: Repository environment configured. [rep001]
UX:IREP: INFO: irep10000: Repository started. [rep001]
UX:IHS: INFO: ihs01000: The command terminated normally.
UX:IHS: INFO: ihs01000: The command terminated normally.
UX:IHS: INFO: ihs01000: The command terminated normally.
UX:IREP: INFO: irep70000: Repository environment setup updated. [rep001]
UX:IREP: INFO: irep10000: Repository started. [rep001]
UX:IHS: INFO: ihs01000: The command terminated normally.