Webコンソールから自動運用プロセスを登録する場合の手順を以下に示します。
Systemwalker Runbook Automation Studioで以下の操作を行います。
ワークスペースからローカルファイルシステムにワークフローアプリケーションプロジェクトをエクスポートして、アプリケーションを構成するすべてのファイルを.barファイルとしてパッケージ化する。
手順を以下に示します。
[ナビゲーター]ビューで、プロジェクト名を右クリックします。ポップアップメニューから[エクスポート]を選択します。または、[ファイル]メニューからこのオプションを選択することもできます。
[ワークフローアプリケーションプロジェクトのエクスポート]ダイアログが表示されます。ローカルファイルシステムと、ワークスペースで選択した.barファイルの名前が表示されます。
図4.1 [ワークフローアプリケーションプロジェクトのエクスポート]ダイアログの表示
エクスポートするプロジェクトコンポーネントを指定します。以下の手順に従います。
[アプリケーション]ドロップダウンリストから、エクスポートするアプリケーションを選択します。デフォルトのアプリケーションは、[ナビゲーター]ビューで選択したプロジェクトの名前です。
アプリケーションを構成するすべてのファイルが表示されます。
チェックボックスを使用して、エクスポートするファイルを選択または選択解除します。[すべて選択]または[選択をすべて解除]ボタンを使用して、すべてのファイルを一度に選択できます。
[アーカイブ・ファイル]ドロップダウンリストを使用して、エクスポートするプロジェクトをアーカイブするファイルを指定します。[参照]タブを使用してアーカイブファイルを参照することもできます。デフォルトのアーカイブファイルの名前は、エクスポートするプロジェクトの名前(Prac001.barファイルなど)です。
[アーカイブ・ファイル]ドロップダウンリストには、ファイルのパスが表示されます
(C:\tmpなど)。
以下の図は、特定のプロジェクトコンポーネントを選択し、デフォルトのアーカイブファイルを指定する方法を示しています。
図4.2 プロジェクトコンポーネントとアーカイブファイルの指定
エクスポートするプロジェクトコンポーネントを選択し、アーカイブファイルを指定し、[完了]をクリックしてプロジェクトをエクスポートします。
これによってワークフローアプリケーションプロジェクトは、ローカルファイルシステムの指定したディレクトリに、ファイルPrac001.barとして保存されます。
Webコンソールでの自動運用プロセスグループを作成する手順を以下に示します。
なお、ここで述べる説明に従い自動運用プロセスグループスペースを作成するには、管理者権限を持つユーザーでログインする必要があります。
[システム管理]タブから[プロセスグループ設定]サブメニューを開きます。
ツールバーから[プロセスグループスペースの作成]を選択します。
→[プロセスグループスペースの作成]ダイアログが表示されます。
[プロセスグループID]フィールドに自動運用プロセスグループの識別情報を入力します。プロセスグループスペース作成時には、プロセスグループIDに入力した情報がプロセスグループ名としても登録されます。ここで指定したIDは後に自動運用プロセスグループURLの一覧に表示されます。
注意
空白や特殊文字は自動運用プロセスグループIDで使用できません。英数字とアンダースコアだけ使用できます。
[所有者グループ]フィールドに自動運用プロセスグループが属するロールまたはグループを入力します。何も指定しないと、デフォルトの管理者グループが[所有者グループ]として割り当てられます。
[作成]をクリックします。この自動運用プロセスグループは、コンソールの設定時に[DMS Application Root Directory]として指定した、管理サーバディレクトリ内の テナント特有のディレクトリ配下にある apps サブディレクトリ配下にも追加されます。
自動運用プロセスグループを更新することで、Systemwalker Runbook Automation Studioで作成した*.barファイルを管理サーバに登録します。
前提条件
Webコンソールに作成されている自動運用プロセスグループスペースが必要です。
[システム管理]タブにある[プロセスグループ設定]サブメニューの詳細タブで、更新する自動運用プロセスグループスペースを表示している必要があります。
自動運用プロセスグループの状態が[オフライン]である必要があります。
自動運用プロセスグループの状態を[オフライン]にする手順については、“8.1.3 自動運用プロセスグループをオフライン状態にする”を参照してください。
Systemwalker Runbook Automation Studioで自動運用プロセスグループを作成済みで、*.barファイルの形式で保存済みであることを必ず確認してください。
注意
自動運用プロセスグループを更新する前に、更新手順によって影響されないディレクトリ(C:など)に自動運用プロセスグループをエクスポートしてバックアップしておくことを強くお勧めします。データや設定ファイルが更新によって破損する場合に備えて、自動運用プロセスグループを更新するたびにバックアップを実行してください。
手順を以下に示します。
更新する自動運用プロセスグループのプロセスグループスペースが[プロセスグループ設定]サブメニューの詳細タブに表示されている状態で、[更新]をクリックします。
→[プロセスグループの更新]ダイアログが詳細パネルに表示されます。
自動運用プロセスグループスペースの作成については“4.2.2.2 自動運用プロセスグループスペースを作成する”を参照してください。
[参照]をクリックし、自動運用プロセスグループ (*.bar ファイル)があるフォルダに移動します。BARファイルを選択し、[開く]をクリックします。
→[BARファイル]にそのBARファイルが表示されます。
[更新]をクリックします。
→プロセスグループスペースがBARファイルの内容および自動運用プロセスグループの一部である、すべてのプロセス定義とプロセスも含めて更新されます。
注意
プロセス定義について
サーバ上に同一名のプロセス定義が存在する場合は、プロセス定義は新バージョンとして登録されます。
更新処理でサーバ上のプロセス定義は削除されません。
プロセス定義以外のファイルについて
アップロードしたファイルでサーバ上のファイルを置き換えます。
アップロードしたBARファイル内に存在しないサーバ上のファイルは削除されます。
インストールし終えたばかりの自動運用プロセスグループが、ローカルグループリストにリストされていないグループに割り当てられているアクティビティを含んでいる場合、グループを追加しなければなりません。ローカルグループリストへのグループの追加については、以下の手順に従います。
[システム管理]タブで[グループ] サブメニューを選択すると、詳細パネルにグループ情報が表示されます。
リストパネルからグループを選択すると、詳細パネルにグループ詳細が表示されます。
グループ一覧を右クリックして、ポップアップメニューから[新規作成]を選択すると、[新規グループ]ダイアログが表示され新規グループを作成できます。
注意
インストールした自動運用プロセスグループが使用するグループをグループリストに追加しない場合、プロセスが、未定義のグループにアクティビティを割り当てられず、エラーの状態になります。