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Interstage Business Application ServerV11.0.0 チュートリアルガイド
Interstage

3.1.1 アプリケーション開発用プロジェクトの作成

COBOLの業務アプリケーションを開発するためのアプリケーション開発用プロジェクトを作成します。
アプリケーション開発用プロジェクトは、1つの業務処理あたり1つ作成します。

本サンプルプログラムでは、以下に示す4つのアプリケーション開発用プロジェクトを作成します。

プロジェクト名

用途

PAYMENTCHANGE

予算データベース更新処理

STOCKCHANGE

在庫データベース更新処理

STOCKGETITEM

在庫データベース検索処理

STOCKGETITEMS

在庫データベース明細取得処理


アプリケーション開発用プロジェクトの作成は、以下の流れで行います。

アプリケーション開発用プロジェクトには、Interstage StudioのCOBOLプロジェクトを使用します。

3.1.1.1 COBOLプロジェクトの作成

“PAYMENTCHANGE”プロジェクトを例に、Interstage StudioでCOBOLプロジェクトを作成する手順を示します。

  1. Interstage Studioのメニューバーから[ファイル] > [新規] > [プロジェクト]を選択してください。

  2. 表示された[新規プロジェクト]ウィザードで[COBOL] > [COBOLプロジェクト]を選択して、[次へ]をクリックしてください。

  3. 作成するCOBOLプロジェクト名、およびプロジェクトコンテンツの格納場所を設定します。

    以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    プロジェクト名

    PAYMENTCHANGE

    プロジェクトコンテンツ

    ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(初期値)

  4. プロジェクトで作成するターゲットの種別、およびターゲット名について設定します。

    以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    ターゲット種別

    ダイナミックリンクライブラリ

    DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する

    チェックしない(初期値)

    ターゲット名

    PAYMENTCHANGE(初期値)

    プリコンパイラを使用する

    チェックする

    テキストファイルエンコード

    Shift_JIS(MS932)(初期値)


    以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    ターゲット種別

    ダイナミックリンクライブラリ

    DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する

    チェックしない(初期値)

    ターゲット名

    PAYMENTCHANGE(初期値)

    プリコンパイラを使用する

    チェックしない(初期値)

    テキストファイルエンコード

    Shift_JIS(MS932)(初期値)

  5. プリコンパイラの情報を設定します。



    以下の値が設定されていることを確認して、[次へ]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    プリコンパイラコマンド

    sqlpcob

    プリコンパイラのパラメタ

    -g -G -T %INFILE%

    入力ソースの拡張子

    .scob

    出力ソースの拡張子

    cobol

    COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する

    チェックしない(初期値)

    以下の値が設定されていることを確認して、[次へ]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    プリコンパイラコマンド

    sqlpcob

    プリコンパイラのパラメタ

    -g -v9 -G -T %INFILE%

    入力ソースの拡張子

    .scob

    出力ソースの拡張子

    cobol

    COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する

    チェックしない(初期値)

    以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    プリコンパイラコマンド

    sqlpcob.exe

    プリコンパイラのパラメタ

    -G -T %INFILE%

    入力ソースの拡張子

    .scob

    出力ソースの拡張子

    cob(初期値)

    COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する

    チェックしない(初期値)

    INSDBINFコマンドのパラメタ

    以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    プリコンパイラコマンド

    sqlpcob.exe

    プリコンパイラのパラメタ

    -G -T -v9 %INFILE%

    入力ソースの拡張子

    .scob

    出力ソースの拡張子

    cob(初期値)

    COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する

    チェックしない(初期値)

    INSDBINFコマンドのパラメタ

  6. プロジェクトのCORBAクライアントのビルド環境を設定します。

    以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    CORBAクライアントのビルド環境を設定

    チェックしない(初期値)

  7. 生成するコードを選択します。本サンプル業務アプリケーションでは、作成済みのCOBOLソースファイルをコピーして使用します。[コード生成は行わない]を選択して、[完了]をクリックしてください。

  8. ワークスペースに“PAYMENTCHANGE”プロジェクトが作成されます。
    「COBOL」パースペクティブの[依存]ビューに、“PAYMENTCHANGE”プロジェクトが表示されていることを確認してください。

  9. 他の3つのプロジェクトも、1~7と同様の手順で作成してください。
    [新規COBOLプロジェクト]ウィザードに設定する値を以下に示します。

    • STOCKCHANGE

      ウィザード

      項目

      設定値

      プロジェクト作成

      プロジェクト名

      STOCKCHANGE

      プロジェクトコンテンツ

      ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(初期値)

      ターゲット定義

      ターゲット種別

      ダイナミックリンクライブラリ

      DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する

      チェックしない(初期値)

      ターゲット名

      STOCKCHANGE(初期値)

      プリコンバイラを使用する

      チェックする

      テキストファイルエンコード

      Shift_JIS(MS932)(初期値)

      ビルド環境

      CORBAクライアントのビルド環境を設定

      チェックしない(初期値)

      プリコンパイラ情報

      全項目

      PAYMENTCHANGEと同じ値を設定します

      生成コード

      生成するコードの選択

      コード生成は行わない

    • STOCKGETITEM

      ウィザード

      項目

      設定値

      プロジェクト作成

      プロジェクト名

      STOCKGETITEM

      プロジェクトコンテンツ

      ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(初期値)

      ターゲット定義

      ターゲット種別

      ダイナミックリンクライブラリ

      DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する

      チェックしない(初期値)

      ターゲット名

      STOCKGETITEM(初期値)

      プリコンバイラを使用する

      チェックする

      テキストファイルエンコード

      Shift_JIS(MS932)(初期値)

      ビルド環境

      CORBAクライアントのビルド環境を設定

      チェックしない(初期値)

      プリコンパイラ情報

      全項目

      PAYMENTCHANGEと同じ値を設定します

      生成コード

      生成するコードの選択

      コード生成は行わない

    • STOCKGETITEMS

      ウィザード

      項目

      設定値

      プロジェクト作成

      プロジェクト名

      STOCKGETITEMS

      プロジェクトコンテンツ

      ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(初期値)

      ターゲット定義

      ターゲット種別

      ダイナミックリンクライブラリ

      DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する

      チェックしない(初期値)

      ターゲット名

      STOCKGETITEMS(初期値)

      プリコンバイラを使用する

      チェックする

      テキストファイルエンコード

      Shift_JIS(MS932)(初期値)

      ビルド環境

      CORBAクライアントのビルド環境を設定

      チェックしない(初期値)

      プリコンパイラ情報

      全項目

      PAYMENTCHANGEと同じ値を設定します

      生成コード

      生成するコードの選択

      コード生成は行わない

  10. 1~9の作業を終えた時点で、ワークスペース内に以下の4つのプロジェクトが作成されていることを確認してください。

3.1.1.2 リモート開発の設定


アプリケーション開発用プロジェクトごとに、リモート開発のサーバ名、およびサーバディレクトリを設定します。
“PAYMENTCHANGE”プロジェクトを例に、リモート開発の設定手順を示します。

  1. 選択したプロジェクトのコンテキストメニューから[プロパティ]を選択して、表示される[プロパティ]画面の左ペインで[リモート開発]を選択してください。

  2. [リモート開発機能を有効にする]をチェックして、サーバ名、およびサーバディレクトリを指定します。

    以下の値を設定して、[OK]をクリックしてください。

    項目

    設定値

    リモート開発機能を有効にする

    チェックする

    サーバ名

    host01

    サーバディレクトリ

    /home/ibas/build_work/PAYMENT/PAYMENTCHANGE

他のプロジェクトも同様の手順で設定してください。
アプリケーション開発用プロジェクトごとの設定を、以下に示します。

プロジェクト名

項目

設定値

STOCKCHANGE

リモート開発機能を有効にする

チェックする

サーバ名

host01

サーバディレクトリ

/home/ibas/build_work/STOCK/STOCKCHANGE

STOCKGETITEM

リモート開発機能を有効にする

チェックする

サーバ名

host01

サーバディレクトリ

/home/ibas/build_work/STOCK/STOCKGETITEM

STOCKGETITEMS

リモート開発機能を有効にする

チェックする

サーバ名

host01

サーバディレクトリ

/home/ibas/build_work/STOCK/STOCKGETITEMS