COBOLの業務アプリケーションを開発するためのアプリケーション開発用プロジェクトを作成します。
アプリケーション開発用プロジェクトは、1つの業務処理あたり1つ作成します。
本サンプルプログラムでは、以下に示す4つのアプリケーション開発用プロジェクトを作成します。
プロジェクト名 | 用途 |
---|---|
PAYMENTCHANGE | 予算データベース更新処理 |
STOCKCHANGE | 在庫データベース更新処理 |
STOCKGETITEM | 在庫データベース検索処理 |
STOCKGETITEMS | 在庫データベース明細取得処理 |
アプリケーション開発用プロジェクトの作成は、以下の流れで行います。
COBOLプロジェクトの作成
リモート開発の設定
アプリケーション開発用プロジェクトには、Interstage StudioのCOBOLプロジェクトを使用します。
“PAYMENTCHANGE”プロジェクトを例に、Interstage StudioでCOBOLプロジェクトを作成する手順を示します。
Interstage Studioのメニューバーから[ファイル] > [新規] > [プロジェクト]を選択してください。
表示された[新規プロジェクト]ウィザードで[COBOL] > [COBOLプロジェクト]を選択して、[次へ]をクリックしてください。
作成するCOBOLプロジェクト名、およびプロジェクトコンテンツの格納場所を設定します。
以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
プロジェクト名 | PAYMENTCHANGE |
プロジェクトコンテンツ | ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(初期値) |
プロジェクトで作成するターゲットの種別、およびターゲット名について設定します。
以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
ターゲット種別 | ダイナミックリンクライブラリ |
DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する | チェックしない(初期値) |
ターゲット名 | PAYMENTCHANGE(初期値) |
プリコンパイラを使用する | チェックする |
テキストファイルエンコード | Shift_JIS(MS932)(初期値) |
以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
ターゲット種別 | ダイナミックリンクライブラリ |
DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する | チェックしない(初期値) |
ターゲット名 | PAYMENTCHANGE(初期値) |
プリコンパイラを使用する | チェックしない(初期値) |
テキストファイルエンコード | Shift_JIS(MS932)(初期値) |
プリコンパイラの情報を設定します。
以下の値が設定されていることを確認して、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
プリコンパイラコマンド | sqlpcob |
プリコンパイラのパラメタ | -g -G -T %INFILE% |
入力ソースの拡張子 | .scob |
出力ソースの拡張子 | cobol |
COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する | チェックしない(初期値) |
以下の値が設定されていることを確認して、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
プリコンパイラコマンド | sqlpcob |
プリコンパイラのパラメタ | -g -v9 -G -T %INFILE% |
入力ソースの拡張子 | .scob |
出力ソースの拡張子 | cobol |
COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する | チェックしない(初期値) |
以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
プリコンパイラコマンド | sqlpcob.exe |
プリコンパイラのパラメタ | -G -T %INFILE% |
入力ソースの拡張子 | .scob |
出力ソースの拡張子 | cob(初期値) |
COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する | チェックしない(初期値) |
INSDBINFコマンドのパラメタ | - |
以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
プリコンパイラコマンド | sqlpcob.exe |
プリコンパイラのパラメタ | -G -T -v9 %INFILE% |
入力ソースの拡張子 | .scob |
出力ソースの拡張子 | cob(初期値) |
COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する | チェックしない(初期値) |
INSDBINFコマンドのパラメタ | - |
プロジェクトのCORBAクライアントのビルド環境を設定します。
以下の値を設定して、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
CORBAクライアントのビルド環境を設定 | チェックしない(初期値) |
生成するコードを選択します。本サンプル業務アプリケーションでは、作成済みのCOBOLソースファイルをコピーして使用します。[コード生成は行わない]を選択して、[完了]をクリックしてください。
ワークスペースに“PAYMENTCHANGE”プロジェクトが作成されます。
「COBOL」パースペクティブの[依存]ビューに、“PAYMENTCHANGE”プロジェクトが表示されていることを確認してください。
他の3つのプロジェクトも、1~7と同様の手順で作成してください。
[新規COBOLプロジェクト]ウィザードに設定する値を以下に示します。
STOCKCHANGE
ウィザード | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
プロジェクト作成 | プロジェクト名 | STOCKCHANGE |
プロジェクトコンテンツ | ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(初期値) | |
ターゲット定義 | ターゲット種別 | ダイナミックリンクライブラリ |
DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する | チェックしない(初期値) | |
ターゲット名 | STOCKCHANGE(初期値) | |
プリコンバイラを使用する | チェックする | |
テキストファイルエンコード | Shift_JIS(MS932)(初期値) | |
ビルド環境 | CORBAクライアントのビルド環境を設定 | チェックしない(初期値) |
プリコンパイラ情報 | 全項目 | PAYMENTCHANGEと同じ値を設定します |
生成コード | 生成するコードの選択 | コード生成は行わない |
STOCKGETITEM
ウィザード | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
プロジェクト作成 | プロジェクト名 | STOCKGETITEM |
プロジェクトコンテンツ | ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(初期値) | |
ターゲット定義 | ターゲット種別 | ダイナミックリンクライブラリ |
DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する | チェックしない(初期値) | |
ターゲット名 | STOCKGETITEM(初期値) | |
プリコンバイラを使用する | チェックする | |
テキストファイルエンコード | Shift_JIS(MS932)(初期値) | |
ビルド環境 | CORBAクライアントのビルド環境を設定 | チェックしない(初期値) |
プリコンパイラ情報 | 全項目 | PAYMENTCHANGEと同じ値を設定します |
生成コード | 生成するコードの選択 | コード生成は行わない |
STOCKGETITEMS
ウィザード | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
プロジェクト作成 | プロジェクト名 | STOCKGETITEMS |
プロジェクトコンテンツ | ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(初期値) | |
ターゲット定義 | ターゲット種別 | ダイナミックリンクライブラリ |
DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する | チェックしない(初期値) | |
ターゲット名 | STOCKGETITEMS(初期値) | |
プリコンバイラを使用する | チェックする | |
テキストファイルエンコード | Shift_JIS(MS932)(初期値) | |
ビルド環境 | CORBAクライアントのビルド環境を設定 | チェックしない(初期値) |
プリコンパイラ情報 | 全項目 | PAYMENTCHANGEと同じ値を設定します |
生成コード | 生成するコードの選択 | コード生成は行わない |
1~9の作業を終えた時点で、ワークスペース内に以下の4つのプロジェクトが作成されていることを確認してください。
アプリケーション開発用プロジェクトごとに、リモート開発のサーバ名、およびサーバディレクトリを設定します。
“PAYMENTCHANGE”プロジェクトを例に、リモート開発の設定手順を示します。
選択したプロジェクトのコンテキストメニューから[プロパティ]を選択して、表示される[プロパティ]画面の左ペインで[リモート開発]を選択してください。
[リモート開発機能を有効にする]をチェックして、サーバ名、およびサーバディレクトリを指定します。
以下の値を設定して、[OK]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
リモート開発機能を有効にする | チェックする |
サーバ名 | host01 |
サーバディレクトリ | /home/ibas/build_work/PAYMENT/PAYMENTCHANGE |
他のプロジェクトも同様の手順で設定してください。
アプリケーション開発用プロジェクトごとの設定を、以下に示します。
プロジェクト名 | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
STOCKCHANGE | リモート開発機能を有効にする | チェックする |
サーバ名 | host01 | |
サーバディレクトリ | /home/ibas/build_work/STOCK/STOCKCHANGE | |
STOCKGETITEM | リモート開発機能を有効にする | チェックする |
サーバ名 | host01 | |
サーバディレクトリ | /home/ibas/build_work/STOCK/STOCKGETITEM | |
STOCKGETITEMS | リモート開発機能を有効にする | チェックする |
サーバ名 | host01 | |
サーバディレクトリ | /home/ibas/build_work/STOCK/STOCKGETITEMS |