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Interstage Business Application ServerV11.0.0 チュートリアルガイド
Interstage

2.5.2 サーバで必要な作業

サーバで必要な以下の作業を実施してください。

ユーザの作成


本書では、次のユーザを使用してサンプルプログラムの開発作業を実施します。
以下のとおりにユーザを作成してください。

項目

設定値

ユーザID

ibas

グループ

ismnggrp

パスワード

任意の値を設定してください。

ホームディレクトリ

/home/ibas

ユーザを作成するコマンドの実行例を以下に示します。

# useradd -g ismnggrp ibas
#

本書では、次のユーザを使用してサンプルプログラムの開発作業を実施します。
以下のとおりにユーザを作成してください。

項目

設定値

ユーザ名

ibas

グループ

Administrators

パスワード

任意の値を設定してください。

注意

Windows Server 2008のコマンドプロンプトでコマンドを実行する場合は、以下の手順で実行権限を一時的に昇格させてください。

  1. コマンドプロンプトを起動するアイコンの上で右クリックして、コンテキストメニューを表示させ、[管理者として実行]を選択します。

  2. 実行を許可するかどうかを問い合わせる[ユーザー アカウント制御]ダイアログボックスが表示されますので、[続行]を選択してください。

ユーザの環境変数の設定


作成したユーザの環境変数を設定します。
本書では、“/home/ibas/.cshrc”を編集し、ユーザの環境変数を設定します。
以下に示す環境変数の設定を“/home/ibas/.cshrc”に追記してください。

Cシェル以外の場合の設定方法については、各製品のマニュアルを参照してください。


作成したユーザの環境変数を設定します。
本書では、“/home/ibas/.bashrc”を編集し、ユーザの環境変数を設定します。
以下に示す環境変数の設定を“/home/ibas/.bashrc”に追記してください。

Cシェルの場合の設定方法については、各製品のマニュアルを参照してください。


作成したユーザの、ユーザ環境変数を設定します。

以下に示す環境変数を、ユーザ環境変数に追加してください。

変数

RDBNAME

RDBBAS

使用するディレクトリの作成


本書で扱うサンプルプログラムでは、以下に示すディレクトリ構成で開発作業を進めます。
サーバで、以下のとおりに各ディレクトリを作成してください。

ディレクトリ名

用途

/home/ibas

“ibas”ユーザのホームディレクトリです。
本書では、このディレクトリの配下で開発作業を進めます。

  

build_work

アプリケーションライブラリをサーバ上でビルドするための作業用ディレクトリとして使用します。

/opt/FJSVibs/var/tmp/deploy(注)

システムの単位で管理するファイルを扱います。

  

ibaswu_PAYMENT

業務運用の単位(ワークユニットの単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、部門予算ワークユニットの管理用として使用します。

  

PAYMENT

業務の単位(配備の単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、部門予算業務の配備用として使用します。

  

def

部門予算業務に関する定義ファイルを格納します。

preload_lib

部門予算業務のプレロードライブラリを格納します。

ibaswu_STOCK

業務運用の単位(ワークユニットの単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、在庫管理ワークユニットの管理用として使用します。

  

STOCK

業務単位(配備単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、在庫管理業務の配備用として使用します。

  

def

在庫管理業務に関する定義ファイルを格納します。

preload_lib

在庫管理業務のプレロードライブラリを格納します。

注)システム構築シートを使用せず、環境構築コマンドを使用してサーバの環境構築を行う場合には、このディレクトリを作成する必要はありません。


本書で扱うサンプルプログラムでは、以下に示すフォルダ構成で環境構築、および配備の作業を進めます。
サーバで、以下のとおりに各フォルダを作成してください。
システム構築シートを使用せず、環境構築コマンドを使用してサーバの環境構築を行う場合には、フォルダを作成する必要はありません。

フォルダ名

用途

C:\Interstage\BAS\var\tmp

本書ではこのフォルダの配下で開発作業を進めます。

  

deploy

システムの単位で管理するファイルを扱います。

  

ibaswu_PAYMENT

業務運用の単位(ワークユニットの単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、部門予算ワークユニットの管理用として使用します。

  

PAYMENT

業務の単位(配備の単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、部門予算業務の配備用として使用します。

  

def

部門予算業務に関する定義ファイルを格納します。

preload_lib

部門予算業務のプレロードライブラリを格納します。

ibaswu_STOCK

業務運用の単位(ワークユニットの単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、在庫管理ワークユニットの管理用として使用します。

  

STOCK

業務単位(配備単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、在庫管理業務の配備用として使用します。

  

def

在庫管理業務に関する定義ファイルを格納します。

preload_lib

在庫管理業務のプレロードライブラリを格納します。