1.2 サンプル業務アプリケーションのモデル

サンプル業務アプリケーションでは、以下のように社内の業務アプリケーションが連携するモデルを想定しています。

アプリケーションの種類	アプリケーションの概要	開発言語	アプリケーションの形態
クライアントアプリケーション	画面遷移の制御、および画面からの入力データを呼出し対象のサーバアプリケーションに振り分けるためのマッピングの制御を行うアプリケーションです。サーバアプリケーションに対するリクエストの発行は、同期アプリケーション連携実行基盤のクライアントAPIを実行する形で行います。	Java	Servlet/EJB （IJServerワークユニット上で実行）
サーバアプリケーション	予算情報や在庫情報を業務用データベースに反映するなど業務に特化した処理を行うアプリケーションです。サーバアプリケーションは、CORBAワークユニットとして動作する同期アプリケーション連携実行基盤により、クライアントアプリケーションからのリクエスト情報に応じて実行制御されます。	COBOL	共有ライブラリ（CORBAワークユニット上で実行）

メニュー画面を通して部門予算管理業務、および在庫管理業務の処理を行います。
本サンプルプログラムでは、業務用データベースとして、予算データベース、および在庫データベースを使用します。

注意

サンプルプログラムは同期アプリケーション連携実行基盤の開発から実行までの理解を高めるために参考とするプログラムです。
このため、サンプルプログラムを利用して、業務アプリケーションを開発する場合は、実際の業務を勘案し、サンプルアプリケーションのプログラムロジックや、サンプルアプリケーションが出力するメッセージを適切に修正する必要があります。