アプリケーション安定稼働機能が監視する対象について下記に示します。
Javaヒープ領域のメモリ予兆監視(メモリ予兆監視)
アプリケーションタイムアウト監視
■Javaヒープ領域の予兆監視(メモリ予兆監視)
Javaヒープ領域の使用量を監視します。
Javaヒープ領域の使用量がしきい値を超過した場合に、リクエストを待機JavaVMに振り分けし、救済措置(JavaVM再起動またはガーベジコレクション)を実行します。
Javaヒープ領域のメモリ予兆監視が警告を出し始めた時点で、JavaVMの性能が著しく低下してアプリケーションのレスポンスが劣化し、JavaVMが致命的な不具合を起こす可能性があります。Javaヒープ領域のメモリ予兆監視によりメモリ不足を早期に検出し、待機JavaVMに新規リクエストを振り分けたあと、JavaVM再起動またはガーベジコレクションを行うため、リクエスト処理中にガーベジコレクションが発生しない運用を実現します。
しきい値については、メモリ予兆監視のしきい値を参照してください。
■アプリケーションタイムアウト監視
Interstage Application Serverのアプリケーション最大処理時間で設定された値をもとに監視します。
アプリケーション最大処理時間を超過した場合、待機JavaVMが存在する場合はアプリケーション最大処理時間を超過したJavaVMに対するリクエストを待機JavaVMへ振り分け、救済措置を実行します。
アプリケーション最大処理時間に“0”を設定した場合は、アプリケーションタイムアウト監視を行いません。アプリケーション最大処理時間の詳細は、“Interstage Application Server Interstage管理コンソールヘルプ”、 “Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”を参照してください。