システムの運用状況をログとして出力するための機能です。システムログと性能ログの2つのログがあり、アプリケーション連携実行基盤が出力します。
■ログ出力の機能
ログ出力機能には、以下の機能があります。
アプリケーションに記述することなく、アプリケーション連携実行基盤の動作ログを出力することができます。
出力レベルを設定することで、出力対象のログを絞り込めます。
ログをキャッシュすることで、アプリケーションの実行に影響を与えずにログを出力できます。
出力先ファイルの自動分割が可能です。また、syslogまたはイベントログが利用できます。
Webアプリケーションとサーバで動作するCOBOLのアプリケーション、C言語のアプリケーションおよびEJBアプリケーションを対応付けるID(コンテキストID)を出力することで、アプリケーション全体の処理の流れを把握することができます。
出力先やフォーマットなどの情報は、定義ファイル(ログ定義ファイル)に記述するため、プログラムを修正することなく設定を変更することができます。
ポイント
C言語アプリケーションを使用できるのは、同期アプリケーション連携実行基盤だけです。
■システムログ出力
システムログ出力機能は、アプリケーション連携実行基盤の稼働状況やエラー状況を出力する機能です。システムの起動、停止、および異常検出時にアプリケーション連携実行基盤よりメッセージが出力されます。
また、クライアントやサーバアプリケーションで使用するログとシステムログは、コンテキストIDにより対応づけを行うことにより一元化して管理することができます。
■性能ログ出力
性能ログ出力機能は、アプリケーション連携実行基盤内部での実行時間を出力する機能です。サーバアプリケーションの呼出しから復帰、非同期アプリケーション連携実行基盤におけるフロー開始APIや結果取得APIの発行から復帰、サーバアプリケーションの処理時間および結果受信キューにメッセージが格納された時刻など、アプリケーション連携実行基盤の処理開始から終点までの経過時間を出力します。