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Interstage Business Application ServerV11.0.0 解説書
Interstage

4.4.10 フローのタイムアウト機能

フローのタイムアウト機能は、メッセージ発行ごとに有効期間を設定し、有効期間を過ぎたメッセージ処理を自動的に停止することができる機能です。
タイムアウトしたメッセージは、異常処理定義で指定された後処理が実施され、エラーメッセージ退避キューなどへの退避が行われます。
フローのタイムアウト機能の方式を以下に示します。

上図で示すように、アプリケーション連携実行基盤がメッセージを受信時、および次のルーティング先へメッセージを送信する直前にタイムアウト判定を行います。そのため、キューにメッセージが滞留している間、およびアプリケーションの処理中などでタイムアウト判定は行われません。タイムアウト発生時は、syslogへタイムアウトが発生した旨のメッセージを出力します。
なお、アプリケーション連携実行基盤で発生するタイムアウトは上記のメッセージタイムアウト以外に、トランザクションタイムアウトとイベントデータの生存時間タイムアウトがあります。