32ビット用Shunsakuから64ビット用Shunsakuへの移行について説明します。
注意
V6系の32ビット用ShunsakuからV9.0.4の64ビット用Shunsakuへの移行はできません。
Shunsakuシステムの設計・構築
用途に合わせて、64ビット用Shunsakuのシステム構成を設計します。
Shunsakuシステムの設計については、“導入・運用ガイド”の“設計”を参照してください。
なお、移行前の動作環境ファイルと移行後の動作環境ファイルの対応関係については、以下を参考にしてください。
設計が完了したら、64ビット用Shunsakuをインストールおよびセットアップを実施して、Shunsakuシステムを構築します。
インストールおよびセットアップの詳細については、本書の必要な章をお読みください。
ディレクタデータの移行
64ビット用Shunsakuの構築が完了したら、移行前のShunsakuシステムからディレクタデータを抽出して、移行後のShunsakuシステムに取り込みます。
図D.1 ディレクタデータの移行手順
移行前の32ビット用Shunsakuで、Shunsakuを起動します。
shunsysstart -n Shunsakuシステム名
shundexportコマンドを使用して、ディレクタデータを外部ファイルに抽出します。
shundexport -s director識別子 -o ファイル名
ポイント
複数directorで構成されている場合は、対象directorすべてにおいて、shundexportコマンドを実行します。
移行後の64ビット用Shunsakuで、Shunsakuを起動します。
shunsysstart -n Shunsakuシステム名
抽出したディレクタデータを、shundimportコマンドを使用して取り込みます。
shundimport -s director識別子 -f ファイル名
ポイント
ディレクタデータの取込みは、64ビット用Shunsakuのシステム構成に合わせて実施します。
移行作業完了後に、shundstateコマンドを実行すると、directorの総レコード件数が確認できます。