Apcoordinatorでは、Webアプリケーションの開発を以下の3つのコンポーネントに分離することにより、コンポーネントの再利用性と拡張の容易性を実現しています。
- 入出力ページ
Apcoordinatorにおける入出力ページは、ページマップで関連付けられたBeanとデータをやり取りします。入出力ページとデータBean間のデータのやり取りは、Apcoordinatorが自動的に行います。Apcoordinatorでは、入出力ページ上にデータを直接操作するロジックを埋め込むことは、ロジックの分散化につながるので推奨されておりません。
- データBean
Apcoordinatorでは入出力ページで使用されるデータは、データBeanに保持します。入力や表示に必要な一連のデータがデータBeanにまとめて保持されることにより、ビジネスクラスで扱うデータをBean単位で操作できるので、データ操作の方法がよりわかりやすいものになります。また入出力ページ側のデータアクセスも、データBeanとのやり取りのみを考慮するだけでよく、ビジネスクラスの実装に左右されない画面デザインが可能になります。
- ビジネスクラス
Apcoordinatorのビジネスクラスは、ビジネスロジックを実装するクラスです。ビジネスクラスは、コマンドマップで定義されたアクションを処理するメソッドを実装します。各メソッドの中では、データBeanから値を取得し、その値を処理して別のデータBeanに書き込みます。ビジネスクラス側では、入出力ページでのデータの表示方法を考慮する必要はありません。