Interstage管理コンソールまたはesmkchnlコマンドで、JMSアプリケーションがメッセージの送受信に使用するイベントチャネルを作成します。
注意
グローバルトランザクション機能を使用する場合は、データベース連携サービスが起動されている必要があります。データベース連携サービスの起動については、“第20章 JTSの運用”を参照してください。
データベース連携サービスを使用する場合、SSL連携は使用できません。
イベントチャネルの作成時、初期状態としてイベントチャネルの自動起動が設定され、Interstageの起動(イベントサービスの起動)時に自動的に起動されます。イベントチャネルの自動起動は、Interstage管理コンソールを使用して変更できます。
SSLアクセラレータを使用してイベントチャネルが存在するマシンにSSL環境を構築せずに運用する場合、Interstage管理コンソールを使用してイベントチャネルを作成できません。esmkchnlコマンドを使用してイベントチャネルを作成してください。esmkchnlコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
■Interstage管理コンソールを使用する場合
Interstage管理コンソールの使用方法については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールによるInterstage運用”およびInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
■esmkchnlコマンドを使用する場合
esmkchnlコマンドで、JMSアプリケーションがメッセージの送受信に使用するイベントチャネルを作成します。
例
グループ“mygroup”のイベントチャネルの不揮発運用・ローカルトランザクション運用を行うイベントチャネル“mychannel”を生成する場合
[Publish/Subscribeメッセージングモデル]
esmkchnl -g mygroup -c mychannel -notify -persist all -tran
[Point-To-Pointメッセージングモデル]
esmkchnl -g mygroup -c mychannel -notify -ptp -persist all -tran
esmkchnlコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“イベントサービス運用コマンド”-“esmkchnl”を参照してください。
esmkchnlのオプションの概要を以下に示します。
オプション | 設定内容 |
---|---|
-g group | グループ名を指定します。 |
-c channel | グループに含まれるイベントチャネル名を、64バイト以内の文字列で指定します。 |
-m number | グループに含まれるイベントチャネルに接続するプロデューサ・コンシューマの合計値(最大接続数)を指定します。Message-driven Beanを運用する場合、以下の計算式を使用して最大接続数を見積ってください。 |
-notify | JMSのイベントチャネルとして生成する場合に指定します。 |
-ptp | Point-To-Pointメッセージングモデルの場合に指定します。本オプションを省略した場合は、Publish/Subscribeメッセージングモデルとなります。 |
-persist all | Durable Subscription機能、イベントチャネルの不揮発化機能、ローカルトランザクション機能、およびグローバルトランザクション機能を使用する場合に指定します。イベントデータ(メッセージ)、接続情報が不揮発化の対象となります。 |
-tran | ローカルトランザクション運用を行う場合に指定します。 |
-ots | グローバルトランザクション運用を行う場合に指定します。 |
-l locale | 日本語メッセージを送受信する場合に、イベントチャネルが動作するマシンのコード系を指定します。
|
-autodiscon | アプリケーションの異常終了やIJServerの強制停止時なにより、プロデューサ・コンシューマが静的生成イベントチャネルに対してConnection/Sessionのcloseメソッドを発行しないで終了した際に、イベントチャネルに残ったコネクション情報を自動回収する場合に指定します。 |
-ssl | SSL通信を行う場合に指定します。 |