Interstage Webサービスのクライアント機能は例外をスローすることでエラー情報をユーザアプリケーションに通知します。例外をスローできない場合、IJServer外では標準エラーへの出力またはWebサービスクライアントログファイルにエラー内容を出力します。
注意
IJServer上のWebサービスのログはコンテナログに出力されます。コンテナログについては“3.12 アプリケーションのデバッグ”の“IJServerのログ”を参照してください。
Webサービスクライアントログファイル
IJServer外において、Interstage WebサービスのJavaクライアント機能がエラー情報(例外をスローする場合を除く)を出力するファイルです。このファイルはプロセスごとに用意します。
注意
異なるプロセスのWebサービスクライアントが同一ファイルにログを出力する設定となっている場合、ファイルのローテーションに失敗したり、出力メッセージが乱れたりするなど、正常にログが出力されない場合があります。
本ファイルの初期化に失敗したとき、(たとえば、Webサービスクライアントログファイルパスとして指定されたパスにアクセス権がない場合や、ディレクトリがない場合など)は、標準エラーにエラー情報を出力します。この場合、以後のログ出力を停止します。
Webサービスクライアントログファイルの指定
Webサービスクライアントログファイルは、Webサービス設定ファイルの以下の項目で設定します。
com.fujitsu.interstage.isws.log.file.path |
設定内容は“19.3 Webサービス設定ファイル”の“Webサービスクライアントログファイルパス”を参照してください。
注意
複数のプロセスで共通のWebサービス設定ファイルファイルを利用した場合、複数のプロセスに対し共通のWebサービスクライアントログファイルパスが指定されるため、“Webサービスクライアントログファイル”の注意に記載したとおり、Webサービスクライアントログファイルのローテーションに失敗するなどの異常が発生します。ただし、Webサービスクライアントログファイルパスを指定しない場合(標準エラーで出力する場合)は問題ありません。