Webアプリケーションの開発・運用時に発生する以下のトラブルについて対処方法を説明します。
JSPのコンパイルに失敗した場合
以下の可能性が考えられます。
JSPに誤りがある
使用できるのはJSP 2.2に準拠したJSPです。
JSPの文法に誤りがないか確認してください。
JSP 2.2の文法についてはJSP 2.2の仕様を参照してください。
JSPの文字コードを正しく指定していない
JSPファイルの文字コードを正しく指定していないためにJSPをコンパイルする際に文字化けが発生している可能性があります。
JSPの文字コードを正しく指定してください。
文字コードの指定方法についてはJSP 2.2の仕様を参照してください。
JSPから使用しているクラスが存在しない
JSPから使用するクラスは、Webクラスローダから参照できる必要があります。
詳細は、「3.14 クラスローダ」を参照してください。
無名パッケージのクラスを使用している
JSPからは無名パッケージのクラスを使用することはできません。
JSPから使用するクラスにはパッケージ名を指定してください。
JSPファイルのサイズが上限値を超えている
JSPファイルのサイズが大きすぎます。
以下の対処を行ってください。
タグ(アクションやスクリプティング要素)の間の不要な記載(スペース、コメント、改行など)がある場合は削除してください。
JSPファイルを分割し、動的にincludeを行ってください。
JSPまたはJSPから静的includeされているファイルを更新しても実行時に反映されない
以下の可能性が考えられます。
JSPコンパイル中にJSPまたはJSPから静的includeされているファイルの更新を行った。
JSPまたはJSPから静的includeされているファイルの置き換えを行ったが、ファイルのタイムスタンプが前回JSPのコンパイルを行った時刻よりも過去であった。
以下の対処を行ってください。
JSPまたはJSPから静的includeされているファイルのタイムスタンプをマシンの現在時刻に更新してください。
エラーページとして指定したページがWebブラウザに表示されない場合
「1.3.2 Webアプリケーションの注意事項」の「エラーページについて」の「Webブラウザの設定」を参照してください。
Webブラウザにステータスコード「500 Internal Server Error」が通知される
アプリケーションの処理に失敗している可能性があります。サーバーログにエラーが出力されていないか確認してください。