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Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
Interstage

3.12.5 高信頼機能

Interstage JMSは、以下の高信頼な機能を提供します。

異常時のメッセージ退避

以下のような理由でシステムから破棄されたメッセージを、デッドメッセージと呼びます。

メッセージブローカは、起動時に自動的にデッドメッセージを配置するデッドメッセージキューを作成します。メッセージブローカは、デッドメッセージをデッドメッセージキューに配置します。デッドメッセージキューには、「mq.sys.dmq」という固有の物理格納先の名前が設定され、削除できません。また、デッドメッセージキューに明示的にメッセージを送信することもできません。


デッドメッセージキューの管理

imqcmdコマンドを使用して、デッドメッセージキューを他の物理格納先と同じように管理できますが、以下の相違点があります。

デッドメッセージキューからのメッセージの復元

デッドメッセージキューに移動されたメッセージは、Interstage JMSのキューブラウザ機能を使用して参照します。
デッドメッセージキューをJMSクライアントアプリケーション内で使用する場合は、SessionクラスのcreateQueueメソッドを使用して、デッドメッセージキューを取得してください。

デッドメッセージキューを取得する場合のcreateQueueメソッドの例

Queue deadMessageQueue = session.createQueue("mq.sys.dmq") ;

デッドメッセージキューからのメッセージの破棄

デッドメッセージキューに移動されたメッセージが不要となった場合は、imqcmdコマンドで破棄します。詳細については、「9.5.6 purge dstサブコマンド」を参照してください。

デッドメッセージキューからメッセージを破棄するコマンド実行例

C:\Interstage\F3FMisje6\mq\bin\imqcmd purge dst -t q -n mq.sys.dmq

/opt/FJSVisje6/mq/bin/imqcmd purge dst -t q -n mq.sys.dmq