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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
Interstage

83.22.1 sso11001

SSO: ERROR: sso11001: An invalid request was received. There is an inconsistency in the environment settings of the server from which the request originated. IPAddr=(%s1) Detail=(%s2) Code=(%s3)
SSO: エラー
: sso11001: 不正な要求を受け付けました。要求元の環境設定に不整合があります。 IPAddr=(%s1) Detail=(%s2) Code=(%s3)

可変情報

%s1:要求元のIPアドレス、またはホスト名
%s2:保守情報
%s3:保守情報

意味

Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバが不正な要求を受け付けました。以下の原因が考えられます。

  • 設定、またはバージョンの異なるInterstage シングル・サインオンの認証サーバが運用されています。

  • 設定、またはバージョンの異なるInterstage シングル・サインオンの業務サーバが運用されています。

  • Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバ(更新系)、またはリポジトリサーバと認証サーバを複数台配置し負荷分散を行なっている場合は、各サーバのシステム時刻が同一でない可能性があります。

  • 外部からの攻撃の可能性があります。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

  • 要求元のIPアドレス、またはホスト名(%s1)が認証サーバの場合は、認証サーバとリポジトリサーバで、セションの管理を行う設定が一致しているか確認してください。(注1)(注2)

    • セションの管理を行う設定が一致している場合
      認証サーバ、およびリポジトリサーバをいったん停止して再度起動してください。(注3)(注4)

    • セションの管理を行う設定が一致していない場合

      • セションの管理を行う場合
        認証サーバ、またはリポジトリサーバをセションの管理を行う設定に変更してください。(注5)

      • セションの管理を行わない場合
        認証サーバ、またはリポジトリサーバを再構築してください。(注6)(注7)

  • 要求元のIPアドレス、またはホスト名(%s1)が業務サーバの場合は、業務サーバとリポジトリサーバで、セションの管理を行う設定が一致しているか確認してください。(注2)(注8)

    • セションの管理を行う設定が一致している場合
      業務サーバ、およびリポジトリサーバをいったん停止して再度起動してください。(注4)(注9)

    • セションの管理を行う設定が一致していない場合

      • セションの管理を行う場合
        業務サーバ、またはリポジトリサーバをセションの管理を行う設定に変更してください。(注5)

      • セションの管理を行わない場合
        業務サーバ、またはリポジトリサーバを再構築してください。(注7)(注10)

  • ディレクトリサービスにActive Directoryを使用するシステムへ移行した場合は、移行手順を見直してください。(注11)

  • 運用可能なバージョンの組み合わせを確認してください。(注12)

  • 業務サーバ、認証サーバ、リポジトリサーバのシステム時刻を正しく設定し、同一となるようにしてください。

  • 上記以外の場合は、外部からの攻撃の可能性があります。要求元のIPアドレス、またはホスト名(%s1)をもとに攻撃の可能性について調査してください。

注1)認証サーバでは、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[認証基盤の情報]の[セション管理の運用]を確認します。

注2)リポジトリサーバでは、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[セション管理詳細設定[表示]]をクリックし、[セション管理の設定]の[セション管理の運用]を確認します。または、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ(参照系)] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[認証基盤の情報]の[セション管理の運用]を確認します。

注3)認証サーバの停止については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの停止”-“認証サーバの停止”を参照してください。認証サーバの起動については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの起動”-“認証サーバの起動”を参照してください。

注4)リポジトリサーバの停止については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの停止”-“リポジトリサーバの停止”を参照してください。リポジトリサーバの起動については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの起動”-“リポジトリサーバの起動”を参照してください。

注5)セションの管理を行う運用への移行については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“旧バージョンの環境定義と機能について”-“セションの管理を行う運用への移行について”を参照してください。

注6)認証サーバの再構築は、以下の手順で行います。

  1. Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [一覧]タブにより、認証サーバをいったん削除します。

  2. [認証基盤の構築]タブにより、認証サーバを構築します。

注7)リポジトリサーバの再構築は、以下の手順で行います。

  1. Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [一覧]タブによりリポジトリサーバをいったん削除します。

  2. [認証基盤の構築]タブによりリポジトリサーバを構築します。

8)業務サーバでは、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[認証基盤の情報]の[セション管理の運用]を確認するよう業務サーバ管理者に依頼してください。

注9)業務サーバを再起動するように、業務サーバ管理者に依頼してください。業務サーバの停止については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの停止”-“業務サーバの停止”を参照してください。業務サーバの起動については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの起動”-“業務サーバの起動”を参照してください。

注10)業務サーバ管理者に、以下の手順で業務サーバの再構築を行うよう依頼してください。

  1. Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [一覧]タブにより業務サーバをいったん削除します。

  2. [業務サーバの追加]タブにより業務サーバを追加します。

注11)ディレクトリサービスにActive Directoryを使用するシステムへの移行については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“旧バージョンの環境定義と機能について”-“ディレクトリサービスにActive Directoryを使用するシステムへの移行について”を参照してください。

注12)運用可能なバージョンの組み合わせについては、“使用上の注意”の“Interstage シングル・サインオンの注意事項”-“バージョン・エディション混在でシングル・サインオンシステムを構築する場合の注意事項”を参照してください。