名前
isj2eemonitor - ログ採取の開始/停止、ログ状態の表示
形式
(1)ログ採取の開始
isj2eemonitor -start {-n ijs-name | -all} [-l j,d,t,sc,ec,a] [-i interval] [-r rollover] [-g generationSize]
(2)ログ採取の停止
isj2eemonitor -stop {-n ijs-name | -all}
(3)ログ状態の表示
isj2eemonitor -stat {-n ijs-name | -all}
(4)Usageの表示
isj2eemonitor -h
機能説明
isj2eemonitorコマンドは、ログ採取の開始/停止、ログ状態の表示を行います。
操作手順と採取される情報については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“J2EEモニタロギング機能”を参照してください。
オプション
isj2eemonitorコマンドのオプションについて説明します。
指定したIJServerのモニタ情報のロギングを開始します。
オプション | 説明 |
---|---|
-n ijs-name | 対象のIJServerの名前を指定します。 |
-all | 登録されているすべてのIJServerに対してロギングを開始します。 |
-l j,d,t,sc,ec,a | 採取するログの種類を指定します。以下の採取するログの種類を“,”(カンマ)で区切って複数指定して使用することができます。 【ログの種類】 省略した場合は、JavaVM情報が採取されます。 |
-i interval | 性能情報のログ採取間隔(分)を、1~60の整数値で指定します。 |
-r rollover | ログファイルのロールオーバ開始時刻(時)を、0~23の整数値で指定します。 |
-g generationSize | 保存するログファイルの世代数を、1~64の整数値で指定します。 |
指定したIJServerのモニタ情報のロギングを終了します。
オプション | 説明 |
---|---|
-n ijs-name | 対象のIJServerの名前を指定します。 |
-all | 登録されているすべてのIJServerに対してロギングを停止します。 |
指定したIJServerのモニタ情報ロギング状態を確認します。
オプションを指定しなかった場合、IJServerの一覧とそれぞれのロギング状態を表示します。
以下のオプションと合わせて指定すると、指定したIJServerの詳細情報を参照できます。
オプション | 説明 |
---|---|
-n ijs-name | 対象のIJServerの名前を指定します。 |
-all | 登録されているすべてのIJServerに対して状態を表示します。 |
表示項目の意味を以下に示します。
表示項目 | 表示内容 |
---|---|
IJSERVER NAME | IJServer名を表示します。 |
MONITOR STATUS | モニタロギングの起動状態を以下のいずれかで表示します。
|
LOGGING START TIME | ロギングを開始した時間を表示します。 |
NEXT LOGGING TIME | 次にログ情報がファイルに出力される予定時間を表示します。 |
NEXT ROLLOVER TIME | 次にログファイルがロールオーバされる予定時間を表示します。 |
MONITOR INTERVAL | ログ採取間隔を表示します。 |
GENERATION SIZE | ロールオーバ世代数を表示します。 |
COLLECTORS STATUS | ログの出力対象を表示します。以下の一覧が表示されます。
以下のいずれかの状態が表示されます。
なお、on/offは、MONITOR STATUSが“execute”と“wait”状態の場合のみ表示され、それ以外の場合には“-”が表示されます。 |
注) 情報採取対象に指定してロギングを開始した場合でも、定義の状態により値が変化しないことが明確である場合は、“unavailable”と表示されます。unavailable状態となる条件は以下です。
出力対象 | unavailableとなる条件 |
---|---|
JavaVM | なし |
DataSource | なし |
Transaction | なし |
Servlet Container | IJServerのタイプがWebアプリケーションのみ運用の場合 |
EJB Container | IJServerのタイプがEJBアプリケーションのみ運用の場合 |
Usageを表示します。
使用例
1) “MyServer”というIJServerに対して、採取する情報にJavaVMを指定してロギングを開始する場合
> isj2eemonitor -start -l j -n MyServer |
2) “MyServer”というIJServerに対して、採取する情報にJavaVMとデータソースとEJBコンテナの情報を指定してロギングを開始する場合
> isj2eemonitor -start -l j,d,ec -n MyServer |
3) “MyServer”というIJServerに対して、ロギングを停止する場合
> isj2eemonitor -stop -n MyServer |
4) モニタ情報ロギング状態を確認する場合
> isj2eemonitor -stat IJSERVER NAME MONITOR STATUS Server1 execute Server2 wait Server3 stop |
5) “MyServer”というIJServerのモニタ情報ロギング状態の詳細情報を確認する場合
> isj2eemonitor -stat -n MyServer IJSERVER NAME: MyServer MONITOR STATUS: start LOGGING START TIME: 11/07/2006 03:10:30:534 NEXT LOGGING TIME: 12/07/2006 20:05:30:200 NEXT ROLLOVER TIME: 13/07/2006 00:00:00:000 MONITOR INTERVAL: 10 ROLLOVER START: 1 GENERATION SIZE: 1 COLLECTORS STATUS JavaVM on DataSource off Transaction on Servlet Container off EJB Container unavailable |
注意事項
unavailable状態以外に以下の場合についてもログは出力されません。
データソースが1つも定義されていない場合、データソース情報は出力されません。
-start、-stop、-statの各オプションを指定してコマンドを同時に実行した場合の実行可否は以下となります。○は実行可能です。×はエラーとなります。
| -start | -stop | -stat |
-start | × | × | ○ |
-stop | × | × | ○ |
-stat | ○ | ○ | ○ |
本製品をインストールした環境によって、本コマンドの利用権限が変わる場合があります。詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「利用権限について」を参照してください。