名前
tdstartwu - コンポーネントトランザクションサービスのワークユニットの起動
形式
tdstartwu [-M システム名] [-d] wuname
機能説明
tdstartwuコマンドは、コンポーネントトランザクションサービスのワークユニットを起動します。ワークユニットの起動には、以下の2つがあります。
通常起動
デバッグ起動
通常起動は、ワークユニットを通常の運用で使用するために起動します。デバッグ起動は、ワークユニット上のアプリケーションをテストするために起動します。ワークユニット上のアプリケーションのテストについては、“アプリケーション作成ガイド(コンポーネントトランザクションサービス編)”を参照してください。
以下に、tdstartwuコマンドのオプションおよび引数を説明します。
対象のシステム名を指定します。
本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。
ワークユニットをデバッグ起動します。このオプションを省略した場合は通常起動となります。
起動するワークユニットの名前を指定します。
注意事項
tdstartwuコマンドでは、ワークユニット種別が“ORB”または“WRAPPER”のワークユニットのみ起動できます。それ以外のワークユニットを起動する場合には、isstartwuコマンドを使用してください。
メモリ不足が発生した場合、tdstartwuコマンドは無応答となることがあります。
tdstartwuコマンドで起動されたワークユニットは、コンポーネントトランザクションサービス起動者の資格で動作します。そのため、コンポーネントトランザクションサービス起動者はワークユニット上のアプリケーションがアクセスする資源に対して、以下の権限を保持している必要があります。
業務システム用区画のディスクパーティションの読み込み許可および書き込み許可。
ワークユニット定義で指定したフォルダおよびファイルを使用するために必要なアクセス権。
ワークユニット上のアプリケーションが使用する資源に対する利用権。
tdstartwuコマンドで起動されたワークユニットは、コマンド投入者の資格で動作します。そのため、コマンド投入者はワークユニット上のアプリケーションがアクセスする資源に対して、以下の権限を保持している必要があります。
業務システム用区画のディスクパーティションの読み込み許可および書き込み許可。
ワークユニット定義で指定したディレクトリおよびファイルを使用するために必要なファイルシステムの権限。
ワークユニット上のアプリケーションが使用する資源に対する利用権。
コマンドを実行するユーザのログインユーザ名は8バイト以下にしてください。
使用例
tdstartwu TDSAMPLE1 |