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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

A.24 S99startod

名前

S99startod  -  CORBAサービスの開始

形式


S99startod

機能説明

S99startodコマンドは、CORBAサービスを開始します。

本コマンドは以下に格納され、システム初期化スクリプトとして起動されます。

/etc/rc2.d

/etc/rc.d/rc2.d

注意事項

メッセージ

起動時およびCORBAサービス(ObjectDirector)動作中に表示されるメッセージと意味を以下に示します(xxxはキーワードまたはサイズを示します)。

Daemon already running

CORBAサービス(ObjectDirector)はすでに起動されています。


Failed to create key:(xxx)

共有メモリのキーの作成に失敗しました。  (注)


Failed to create shared memory(xxx)

共有メモリの作成に失敗しました。  (注)


Failed to get shared memory(xxx)

共有メモリの獲得に失敗しました。  (注)


Failed to attach(xxx)

共有メモリのattachに失敗しました。  (注)


Failed to create/attach to semaphore set

セマフォの作成またはattachに失敗しました。  (注)


Failed to create/attach to message queue

メッセージキューの作成またはattachに失敗しました。  (注)


Failed to create named pipe

namedパイプの作成に失敗しました。


Failed to create key file

キーファイルの作成に失敗しました。


Failed to establish IPC link

パイプの作成に失敗したか、または最大プロセス数(configファイルのmax_processes)を超えました。


Failure to open initial service file

initial_servicesファイルのオープンに失敗しました。


Failure to write to initial service file

initial_servicesファイルへの書き込みに失敗しました。


Failed to find entry in /etc/services file for name/type

/etc/servicesファイル中にエントリname/typeが見つかりません。


Failed to establish IIOP listen on port number

ソケットのポートnumberの確立に失敗しました。


Failed to establish IIOP listen on SSL port number

SSLソケットのポートnumberの確立に失敗しました。SSLの環境設定に誤りがあります。


Too many open files または Too many files

プロセスで使用できるfd数の上限を超えました。fd数の上限を拡張する必要があります(ulimitコマンド)。


Named pipe error!! ObjectDirector cannot work normally.

Named pipeでエラーが発生し、CORBAサービス(ObjectDirector)は正常に動作できない状態です。fd数の上限に達した可能性があるため、使用できるfd数を増加させ(ulimitコマンド)、再起動する必要があります。


Pipe cannot be re-bind. Process pid cannot receive requests any more.

プロセスpidでパイプの再接続に失敗しました。fd数の上限に達した可能性があるため、使用できるfd数を増加させ(ulimitコマンド)プロセスを再起動するか、不要なクライアントを終了させる必要があります。


Failed to create log file

ログファイルの作成に失敗しました。


Failed to create/open log pipe

ログ書込み用パイプの作成/オープンに失敗しました。


log_level is log_level

ログレベルlog_levelを示します(ログの設定がONの場合だけ表示)。


Invalid config file line, number

configファイルのnumber行目に誤りがあります。


invalid keyword xxx

configファイルに誤ったキーワードxxxがあります。


trace data loss

メモリ不足のためログ出力できなかったデータがあります(ログの設定がONの場合だけ表示)。


Implementation Repository DB name not found

インプリメンテーションリポジトリの定義ファイルnameが見つかりません。


Invalid syntax Impl DB: line number

インプリメンテーションリポジトリ定義ファイルのnumber行目が不正なシンタックスです。


Load Error Impl DB

インプリメンテーションリポジトリ定義ファイルをロードできません。


Implementation Repository DB full

インプリメンテーションリポジトリの空きがありません。


Process pid has vanished

CORBAサービス(ObjectDirector)のデーモンは、プロセスIDがpidであるプロセスが終了したことを検出しました。


Can't access directory path

ディレクトリpathにアクセスできません。環境変数$OD_HOMEが設定されていないか、設定に誤りがあります。


Over max_impl_rep_entries Queue xxx

キューまたはキューグループxxxの作成に失敗しました。configファイルのmax_impl_rep_entriesの値を増やし、CORBAサービス(ObjectDirector)を再起動する必要があります。


queue_policy file is bad format

キューイングポリシファイルの内容に異常があります。


Maximum of request is invalid Queue xxx

キューイングポリシファイルのキューxxxの上限値が無効です。


Queueing capacity is over xxx requests

キューイングポリシファイルに定義されたキューの上限値の合計がxxxだけ上限を超えています。


OD_QUEUE_BuildQueueSystem failed

キューイングポリシの作成に失敗しました。
キューポリシファイルに誤りがあるか、またはimpl.dbに登録されているインプリメンテーション情報の数よりconfig中のパラメタmax_impl_rep_entriesが小さく設定されている可能性があります。


QUEUE: RequestID id(n) was canceled

リクエストidがodcntlqueコマンドによってキャンセルされました。


QUEUE: OD_stop timed out

OD_stopが実行されたがタイムアウトまでに完了しないリクエストがありました。ODはタイムアウトと判断し終了処理を行いました。

注)

S99startod起動時にこのメッセージが表示された場合は、システムパラメタのチューニングを行うか、odrmipcコマンドで不要なシステム資源を削除する必要があります。S99startod以外のプログラム起動で表示された場合は、CORBAサービス(ObjectDirector)が起動されていません。


S99startod起動時にこのメッセージが表示された場合は、odrmipcコマンドで不要なシステム資源を削除するなど、システム資源の状態を確認してください。S99startod以外のプログラム起動で表示された場合は、CORBAサービス(ObjectDirector)が起動されていません。