名前
odrmipc - CORBAサービスで獲得したプロセス間通信資源の削除
形式
odrmipc [-M system]
機能説明
odrmipcコマンドは、CORBAサービスが獲得したプロセス間通信資源(メッセージキュー、セマフォ、共有メモリ)がCORBAサービスの異常終了などでシステムに残ってしまった場合に削除するコマンドです。何らかの原因でOD_startプロセスが強制終了した場合や、以下の操作/運用でCORBAサービスを停止させた場合で、オペレーティングシステムを再起動せずにCORBAサービスを再開させる場合に本コマンドを実行します。
OD_killコマンドの実行
K00stopodコマンドの実行
クラスタシステムでサービスの停止・切り替え
なお、OD_startプロセスが終了しているかどうかは、以下のようにpsコマンドを使用して確認します。
ps -afe | grep OD_start
本コマンドは、以下のプロセスが獲得するプロセス間通信資源を削除します。
OD_start
CosNaming_s
InterfaceRep_Cache_s
InterfaceRep_Cache_e
本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
注意事項
本コマンドをInterstageが正常に動作しているときに実行させると、Interstageが動作しなくなります。この場合、オペレーティングシステムを再起動してください。