名前
jmsmkdst - Destination定義の登録
形式
jmsmkdst [-t | -q] -g <group-name> -c <channel-name> [-ipaddress <ipaddress> -port <port-number>] <jndi-name> [-M system]
jmsmkdst -o [-t | -q] [-g <group-name>] [-c <channel-name>] [-ipaddress <ipaddress> -port <port-number>] <jndi-name> [-M system]
機能説明
JMSのDestination定義を登録します。指定できるオプションとパラメタを以下に示します。
登録時に、同名のDestination定義がすでに存在する場合に上書きします。同名のDestination定義が存在しない場合は、新規に登録します。
本オプションを省略した場合は、同名のDestination定義が存在しない場合に登録します。
DestinationのタイプがTopicの場合に指定します。
-oオプション指定時に本オプションを省略すると、すでに登録されている情報が使用されます。
Destination のタイプがQueueの場合に指定します。
-oオプション指定時に本オプションを省略すると、すでに登録されている情報が使用されます。
関連付けるイベントチャネルのグループ名を指定します。
-oオプション指定時に本オプションを省略すると、すでに登録されている情報が使用されます。
関連付けるイベントチャネルのチャネル名を指定します。
-oオプション指定時に本オプションを省略すると、すでに登録されている情報が使用されます。
関連付けるイベントチャネルが登録されているネーミングサービスのIPアドレスまたはホスト名を指定します。
なお、“ホスト名またはIPアドレス”を指定する場合は、hostsファイルの内容またはDNSの設定により名前解決(IPアドレス解決)が可能であるかを確認してください。
また、IPv6形式のアドレスは指定できません。ネーミングサービスを運用しているホストがIPv6環境で運用している場合は、ホスト名を指定してください。
関連付けるイベントチャネルが登録されているネーミングサービスのポート番号を指定します。
Destination定義に登録するJNDI名を指定します。JMSアプリケーションは指定したJNDI名を使用してDestination定義を取得することができます。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
注意事項
Solarisシステム、Linuxシステムの場合、本コマンドは管理者権限で実行してください。
新規登録の場合は、-tオプション、-qオプション共に省略すると、-tオプションを指定した動作となります。
-oオプションを指定して登録済みの定義に上書きする場合は、-tオプション、-qオプション、-gオプション、または-cオプションを任意に指定してください。
jmsmkfact、jmsrmfact、jmsrmdstコマンド実行中は、本コマンドを実行することができません。また、JMSアプリケーション実行中は、本コマンドを実行できない場合があります。
JNDI名、グループ名およびチャネル名の制限として、以下があります。
使用可能な文字種は、アルファベット(大文字小文字ともに)、数字、ピリオド(.)、コロン(:)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)、スラッシュ(/)です。スラッシュはJNDI名のアトミック名の区切り文字として認識されます。
アトミック名の先頭文字は、アルファベット+数字のみ指定可能です。
指定したJNDI名の先頭に「java:comp/env/jms/」を自動的に付加します。JMSアプリケーションからJNDI名を参照する場合は、「java:comp/env/jms/」を付加してください。
指定可能な最大文字列長は、255バイトです。ただし、「java:comp/env/jms/」より後ろが255バイト以下となります。
JNDI名に以下の文字を含めて設定した場合、Interstage管理コンソールを使用してDestinationの一覧を表示すると、エラーメッセージ“jms9997”が出力され操作することができません。Interstage管理コンソールを使用する場合は、JNDI名、グループ名およびチャネル名には、以下の文字を含めないでください。
コロン(:)
使用例
グループ名が「jms_topic」、チャネル名が「topic1」というイベントチャネルを、「java:comp/env/jms/TestTopic」という新規のTopicタイプのDestination定義に関連付ける場合
jmsmkdst -t -g jms_topic -c topic1 TestTopic |
グループ名が「jms_queue」、チャネル名が「queue1」というイベントチャネルを、「java:comp/env/jms/TestQueue」という新規のQueueタイプのDestination定義に関連付ける場合
jmsmkdst -q -g jms_queue -c queue1 TestQueue |
JNDI名が「java:comp/env/jms/TestTopic」というDestination定義のイベントチャネルのチャネル名を「topic2」に変更する場合
jmsmkdst -o -c topic2 TestTopic |