名前
irepmodtbl - リポジトリデータ格納用テーブル定義の変更
形式
irepmodtbl
機能説明
リポジトリのデータベースとしてリレーショナルデータベース(RDB(Symfoware Server))を使用するときに、リポジトリデータを格納するためのテーブルの定義を変更します。ただし、Symfoware Server Lite Editionを使用している環境では、本機能を使用できません。
Interstage ディレクトリサービスとSymfoware Serverを別々のマシンにインストールした場合、本コマンドの実行環境をSymfoware Serverをインストールしたマシンに作成する必要があります。また、Interstage ディレクトリサービスとSymfoware Serverを同一マシンにインストールした場合でも、システム管理者以外のリポジトリ用データベース接続ユーザでテーブル定義を変更する場合は、本コマンドの実行環境を任意のディレクトリにコピーして作成する必要があります。
Interstage ディレクトリサービスをインストールしたマシンの、以下のディレクトリにコマンド実行環境を圧縮したファイルがありますので、そのアーカイブファイルを、Symfoware Serverをインストールしたマシンへコピーしてください。
Interstage ディレクトリサービスをWindows(R)にインストールした場合
Symfoware ServerをインストールしたマシンがWindows(R)の場合
C:\Interstage\IREP\bin\RDB\archive\compatible\WIN_SCRIPT_80.exe |
Symfoware Serverをインストールしたマシンが、Solaris、Linuxの場合
C:\Interstage\IREP\bin\RDB\archive\compatible\UNIX_SCRIPT_80.tar.gz |
Interstage ディレクトリサービスをSolaris、またはLinuxにインストールした場合
Symfoware Serverをインストールしたマシンが、Solaris、またはLinuxの場合
/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/compatible/UNIX_SCRIPT_80.tar.gz |
Symfoware ServerをインストールしたマシンがWindows(R)の場合
/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/compatible/WIN_SCRIPT_80.exe |
コマンド実行環境のコピー
管理者権限でテーブル定義を変更する場合
アーカイブファイルをSymfoware Serverをインストールしたマシンに転送します。
Symfoware ServerをWindows(R)にインストールした場合
WIN_SCRIPT_80.exe (自己解凍形式です。)
Symfoware ServerをSolaris、またはLinuxにインストールした場合
UNIX_SCRIPT_80.tar.gz
アーカイブファイルを任意のディレクトリに展開します。
展開後は、アーカイブファイルを必ず削除してください。
管理者権限以外のリポジトリ用データベース接続ユーザでテーブル定義を変更する場合
アーカイブファイルをコピーします。
システム管理者に依頼し、使用するプラットフォームのアーカイブファイルを任意の場所に展開、またはコピーします。Symfoware Serverを他のマシンにインストールした場合は、そのマシンにアーカイブファイルを転送します。
コピーしたアーカイブファイルを展開します。
システム管理者がコピーしたアーカイブファイルを展開します。
展開後のディレクトリの所有者を変更します。
リポジトリの運用アカウントで本コマンドを実行できるように、展開後のディレクトリの所有者を変更します。
例)リポジトリ用データベース接続ユーザのIDをsradmin、リポジトリ用データベース接続ユーザのグループをsrgrp、ディレクトリ名をUNIX_SCRIPT_80とするとき
chown -R sradmin:srgrp UNIX_SCRIPT_80 |
コピーしたアーカイブファイルを削除してください。
アーカイブファイルをコピーまたは転送した場合、複写したアーカイブファイルは必ず削除してください。
実行方法
本コマンドは、コマンドを実行するマシンのコンソール、またはコンソールセッションに接続したリモートデスクトップからログインして実行してください。
本コマンドが格納されているディレクトリへ移動してから実行してください。
Interstage ディレクトリサービスとSymfoware Serverを別々のマシンにインストールした場合は、コマンド実行環境コピーの手順2でコマンドの実行環境を展開したディレクトリへ移動します。
本コマンドの実行結果は以下のファイルに出力されます。
本コマンドの実行環境を展開したディレクトリ/log/sr_mod.log |
実行結果は、Symfoware Serverをインストールしたときの文字コード系で出力されます。
注意事項
新規に作成し、エントリ情報を登録していないデータベースに対してだけ実施できます。リポジトリを作成すると、初期ツリーが登録されますので、本コマンドを実施できなくなります。
本コマンドの実行環境を展開した場合、作業終了後にディレクトリを削除してください。
バイナリデータを拡張する場合は、拡張後のサイズが16Mバイト以下となるように指定してください。
本コマンドを、Solaris 10のマシン上で実行する場合は、以下のパッチが適用されていることを確認してください。
118367-04
LANG環境変数で、Shift-JIS(ja_JP.PCK)を指定している場合には、メッセージを英語で出力します。