名前
cmmakecsr - 証明書/CRL取得申請
形式
cmmakecsr [-ed Environment-directory] -sd Slot-directory -tl TokenLabel -of OutFile [-f {TEXT|NOHEAD|V2} ] [-c Country] [-cn CommonName] [-o Organization] [-ou OrganizationUnit] [-ea EMailAddress] [-t Title] [-tel Phone] [-l Locality] [-s State] [-sa {SHA1|MD5|SHA256|SHA384|SHA512} ] { -kl KeyLabel | [-kt RSA] [-kb {512|768|1024|2048|3072|4096} ] } [-p UserPIN]
機能説明
cmmakecsrコマンドは、指定された情報を持つ証明書申請情報を作成し、ファイルに出力します。鍵ペアを新規作成して申請書を作成する場合、-ktまたは-kbのどちらかを必ず指定します。-kbオプションには2048bit以上を指定することを推奨します。
すでに存在する鍵ペアを使用して申請書を作成する場合は-klだけを指定します。
指定可能なオプションを以下に示します。
運用管理ディレクトリ(Environment-directory)をフルパスで指定します。
省略された場合、環境変数“CMIPATH”に設定されている情報が有効となります。
スロット情報ディレクトリ(Slot-directory)をフルパスで指定します。
使用する鍵の存在している、または、新規作成した鍵を登録します。トークンラベル(TokenLabel)を指定します。
申請書の出力先ファイル名(OutFile)をフルパスで指定します。
出力フォーマットを指定します。
TEXT : CSR形式で出力します。(省略時)
NOHEAD: ヘッダを付けずに出力します。
V2 : S/MIME形式で、application/pkcs10ヘッダを付けて出力します。
国名(Country)を指定します。
英数字氏名(CommonName)を指定します。
英数字組織名(Organization)を指定します。
英数字組織単位名(OrganizationUnit)を指定します。
メールアドレス(EMailAddress)を指定します。
肩書き(Title)を指定します。
電話番号(Phone)を指定します。
市区町村名(Locality)を指定します。
都道府県名(State)を指定します。
署名アルゴリズムを指定します。
SHA1: SHA1を使用します。(省略時)
MD5 : MD5を使用します。
SHA256: SHA256を使用します。
SHA384: SHA384を使用します。
SHA512: SHA512を使用します。
使用する鍵についているラベル(KeyLabel)を指定します。
鍵を新規作成する場合、鍵のタイプを指定します。
RSA: RSA暗号アルゴリズムの鍵ペアを作成します。(省略時)
鍵を新規作成する場合、鍵の長さを指定します。
512: 鍵長を512bitとします。
768: 鍵長を768bitとします。
1024: 鍵長を1024bitとします。
2048: 鍵長を2048bitとします。(省略時)
3072: 鍵長を3072bitとします。
4096: 鍵長を4096bitとします。
今日では、マシンの処理性能の向上などにより、512、768bitのRSA暗号アルゴリズムの鍵は安全でないため利用しないでください。また、1024bitの鍵の利用も推奨されていません。鍵長はサーバの安全度にも関係しますので、2048bit以上を指定することを推奨します。運用上やむを得ず512、768、1024bitのRSA暗号アルゴリズムの鍵を使用する際には、その危険性を認識の上、ご使用ください。
トークンをアクセスするためのUser-PINを指定します。空白文字は指定できません。なお、User-PINの入力を求めるプロンプトは表示されません。
本オプションは、コマンドのUsageには表示されません。
備考
-cnには、Webサーバホスト名を指定してください。
-kt, -kbオプションのどれかが指定された場合は、新規に鍵ペアが作成されます。
-klオプションが指定された場合は、指定されたラベルの鍵が使用されます。
-c,-cn,-o,-ou,-ea,-t,-tel,-l,-sオプションは、このうちのどれか1つを必ず指定してください。なお、指定必須項目については、証明書を発行してもらう認証局に確認してください。
-kbオプションにおいて、コマンドのUsageには指定可能な全ての鍵の長さが表示されますが、mkslt/mktknコマンドで作成された鍵管理環境を使用する場合は、3072、4096は指定できません。makeslot/maketokenコマンドで作成された鍵管理環境を使用してください。
-saオプションにおいて、コマンドのUsageには指定可能な全ての署名アルゴリズムが表示されますが、mkslt/mktknコマンドで作成された鍵管理環境を使用する場合は、SHA256、SHA384、SHA512が使用できません。makeslot/maketokenコマンドで作成された鍵管理環境を使用してください。
-kbオプションに512(非推奨値)を指定した場合、-saオプションにSHA384、SHA512を指定できません。
日本ベリサイン株式会社に証明書の発行を依頼するときには「セキュア・サーバID」、「セキュア・サーバID EV (EV SSL証明書)」のどちらかを選択してください。
日本認証サービス株式会社に証明書の発行を依頼するときには「SecureSign(R)ADサービス」を選択してください。
サイバートラスト株式会社に証明書の発行を依頼するときには「SureServer for SSL証明書」を選択してください。
GMOグローバルサイン株式会社に証明書の発行を依頼するときには「クイック認証SSL」、「企業認証SSL」のどちらかを選択してください。