名前
ssosetsvc - リポジトリサーバのサービス依存関係の設定
形式
ssosetsvc repname webname
機能説明
リポジトリサーバを起動するには、SSOリポジトリを事前に起動しておく必要があります。
本コマンドは、リポジトリサーバ起動時にSSOリポジトリを自動的に起動するように、リポジトリサーバが組み込まれているInterstage HTTP ServerとSSOリポジトリとの間に依存関係を設定します。
本コマンドを用いて依存関係を設定した場合、リポジトリサーバとSSOリポジトリの起動/停止は以下のような動作になります。
リポジトリサーバ起動時
SSOリポジトリを連動して起動します。
リポジトリサーバ停止時
SSOリポジトリを停止しません。
SSOリポジトリ起動時
リポジトリサーバを起動しません。
SSOリポジトリ停止時
SSOリポジトリを停止できません。事前にリポジトリサーバを停止してください。
以下に、ssosetsvcコマンドの引数を説明します。
SSOリポジトリのリポジトリ名を指定します。
リポジトリ名は以下の方法で確認してください。
リポジトリサーバのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] >[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[リポジトリサーバ詳細設定[表示]]、または[詳細設定[表示]]をクリックし、[リポジトリ]の[リポジトリ名]を確認してください。
リポジトリサーバが構築されているInterstage HTTP ServerのWebサーバ名を指定します。
Webサーバ名は以下の方法で確認してください。
リポジトリサーバのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] >[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [一覧]タブをクリックし、リポジトリサーバの[Webサーバ名]を確認してください。
メッセージ
正常終了時には以下のメッセージが表示されます。なお、インストール時に作成されたWebサーバにリポジトリサーバが構築されている場合は、サービス名に“FJapache”が表示されます。
Reconfiguring the Interstage HTTP Server(Webサーバ名) service
The Interstage HTTP Server(Webサーバ名) service has been reconfigured successfully.
上記以外のメッセージが出力された場合には、“メッセージ集”を参照し、エラー対処を行ってください。
注意事項
本コマンドは管理者権限で実行してください。
対象とするSSOリポジトリの状態が“Active”または“Stopped”の場合のみ、本コマンドを使用してください。SSOリポジトリの状態は、ディレクトリサービス運用コマンド(ireplist)により確認することができます。
サービス画面をもちいて、Interstage HTTP Serverのサービス(Interstage HTTP Server(Webサーバ名)、またはFJapache)の依存関係にInterstage Directory Service(リポジトリ名)が正しく設定されているかを確認してください。リポジトリ名に誤りがある場合には、再度、依存関係を設定しなおしてください。
SSOリポジトリのリポジトリ名を変更した場合には、本コマンドを用いてサービス依存関係を設定してください。
SSOリポジトリを削除した場合には、ssounsetsvcコマンドを用いて、サービス依存関係を解除してください。
クラスタサービスを使用する場合には、本コマンドを用いてサービス依存関係を設定する必要はありません。
使用例
Interstage HTTP Server“web001”とSSOリポジトリ“ssorep”とのサービスの依存関係を設定します。
ssosetsvc ssorep web001 |