名前
ispstart - 性能監視の開始
形式
ispstart [-M システム名] -f FileName | -o ObjectName
ispstart -f FileName
機能説明
性能監視を開始します。
以下にispstartコマンドの引数を説明します。
対象のシステム名を指定します。
本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。
性能測定対象を記述した性能監視対象指定ファイルを指定します。性能測定対象には、以下が指定できます。
性能監視対象指定ファイルについては“運用ガイド(基本編)”の“性能監視ツール運用時に使用する定義ファイル”を参照してください。
トランザクションアプリケーションのオブジェクト名
ラッパーのオブジェクト名
IJServerのEJBコンテナ名
CORBAアプリケーションのインプリメンテーションリポジトリID
このオプションは省略する場合には、-oオプションを指定する必要があります。
性能監視対象は、ファイル内に、合計1000個まで指定できます。
Interstage Application Server Standard-J Editionの場合は、“IJServerのEJBコンテナ名”のみ指定できます。
性能測定対象を記述した性能監視対象指定ファイルを指定します。性能測定対象には、以下が指定できます。
性能監視対象指定ファイルについては“運用ガイド(基本編)”の“性能監視ツール運用時に使用する定義ファイル”を参照してください。
IJServerのEJBコンテナ名
CORBAアプリケーションのインプリメンテーションリポジトリID
性能監視対象は、ファイル内に、合計1000個まで指定できます。
測定対象となるトランザクションアプリケーションまたはラッパーのオブジェクトのオブジェクト名を指定します。“-o”と“ObjectName”の間にはブランクを入れてください。
オブジェクト名は、1~1000個まで指定できます。複数のオブジェクト名を指定する場合、各オブジェクト名をブランクで区切ってください。
このオプションは省略する場合には、-fオプションを指定する必要があります。
Enterprise Editionのみ使用できます。
注意事項
本コマンドは、管理者権限だけが実行可能です。
性能監視は、ispmakeenvコマンドで性能監視環境を作成した後に開始してください。性能監視環境を作成していない場合は、性能監視の開始に失敗します。
Interstage起動と本コマンドの実行では、Interstage起動を必ず先に行ってください。Interstageを停止した場合、ispstopを実行して性能監視も停止し、Interstage再起動時は、再度、Interstage起動、本コマンドの実行の順で性能監視も開始してください。
実行の順序の詳細については「運用ガイド(基本編)」の「性能監視」-「性能監視ツールの操作手順」-「注意事項」を参照してください。
IJServerの場合は、ObjectNameにIJServer作成時と大文字小文字の組み合わせが正しい名前を指定してください。
指定したオブジェクトが未登録の場合は、性能監視の開始に失敗します。
使用例
性能監視を開始します。
オブジェクト名が1個の場合
ispstart -o object001 |
オブジェクト名が3個の場合
ispstart -o object001 object002 object003 |
性能監視対象ファイルを指定する場合
ispstart -f objfile |
ispstart -f objfile |