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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

7.11 otstranlist

名前

otstranlist  -  トランザクションの状態管理

形式

otstranlist

機能説明

otstranlistコマンドは、処理中のトランザクションの状態を管理します。実行中のトランザクションの一覧を表示し、表示されたトランザクションの一覧に対してcommit/rollbackを操作します。

サブコマンド

本コマンドのサブコマンドを以下に示します。

info [-tampicr]

処理中のトランザクションの一覧を表示します。表示内容を以下に示します。

No

トランザクション一覧の項番。

Transaction-ID

トランザクションごとの識別子。

Status

トランザクションの状態(get_statusの情報)。以下の内容が表示されます。

  • “Active”:トランザクション実行中です。

  • “MarkRB”:ロールバックにマークされています。

  • “Prepared”:プリペアされました。

  • “Unknown”:不明です。

  • “Preparing”:プリペア中です。

  • “Comiting”:コミット中です。

  • “Commited”:コミットされました。

  • “RingBack”:ロールバック中です。

  • “RollBack”:ロールバックされました。

Result

トランザクション操作の結果。以下の内容が表示されます。

  • “Normal”:成功時

  • “Error”:異常時

  • 表示なし:トランザクション操作を行っていません。

Start

トランザクションの開始時間(24時間形式)。

Timeout

トランザクションのタイムアウト値(set_timeoutの情報)。


また、オプションを指定すると、トランザクションの状態をキーにフィルタリングできます。

-t

すべてのトランザクションを表示します(省略時)。

-a

実行中のトランザクションを表示します。

-m

ロールバックにマークされたトランザクションを表示します。

-p

プリペアされたトランザクションを表示します。

-i

プリペア中のトランザクションを表示します。

-c

コミット中のトランザクションを表示します。

-r

ロールバック中のトランザクションを表示します。

commit n [, n1, ...]

nで指定するトランザクションをcommitします。nには、トランザクション一覧で表示されるNoを指定します。また、nに“all”を指定すると、すべてのトランザクションをcommitします。

rollback n [, n1, ...]

nで指定するトランザクションをrollbackします。nには、トランザクション一覧で表示されるNoを指定します。また、nに“all”を指定すると、すべてのトランザクションをrollbackします。

scroll

トランザクション一覧画面を下にスクロールします。

save filename

filenameで指定したファイルに、表示されたトランザクション一覧を保存します。

filenameに指定可能なパスの最大長は、251バイトです。空白を含むパスを指定する場合は、半角ダブルクォーテーション("")で囲んで指定します。


補助文字を含むパスは、指定できません。

help

本コマンドのサブコマンド一覧を出力します。

quit

本コマンドを終了します。

注意事項

使用例

実行中のトランザクション一覧を表示し、項番(No)“1”のトランザクションをrollbackする場合

otstranlist

info
    No  Transaction-ID    Status    Result    Start-Time  Timeout
   ---  --------------    ------    ------   ----------   -------
    1  a155d0a10abb       active               20:24:11        0
    2  a156d0c20431       active               20:40:05       60
rollback 1
quit