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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書
Systemwalker

1.17.1 導入手順

ServerView Resource Orchestratorとの連携モデルの、同居型と別居型のそれぞれの導入手順を以下に示します。

1.17.1.1 同居型の場合

ServerView Resource Orchestratorのマネージャーを、Systemwalker Service Quality CoordinatorのManagerとして利用する手順を以下に示します。


■手順

以下の順に沿って実施してください。

1.17.1.1.1 ServerView Resource Orchestrator マネージャーでの作業
  1. ServerView Resource Orchestrator マネージャーのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、マネージャーのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。すでにインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールしてください。

  2. ServerView Resource Orchestrator マネージャーの収集項目の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは収集項目が制限されています。

    1.17.2.1 ServerView Resource Orchestratorマネージャーの収集項目の変更」を参照して、収集項目の制限を解除します。

  3. Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerのPDB/アーカイブファイル格納先の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは、Managerの物理ディスクを、サマリデータ、リソースデータ、およびアーカイブファイルで3つに分けることによって、1つのManagerで管理できるAgentの数を300台まで増やすことができます。

    導入手引書「PDB/アーカイブファイル格納先の変更」を参照して、物理ディスクの格納先を変更してください。

    なお、Systemwalker Service Quality Coordinator Managerにおいて、Systemwalker Service Quality CoordinatorのPDBファイルを格納している場所は、以下のとおりです。

    【Windows版】

    <ServerView Resource Orchestrator インストールディレクトリ>\SQC_DATA\data

    【UNIX版】

    /var/opt/FJSVssqc/PDB/

  4. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのセットアップ

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

  5. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのサービス/デーモンの起動と確認

    A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。

  6. ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携

    ServerView Resource Orchestratorコンソールに、Systemwalker Service Quality Coordinatorコンソールを登録して、呼び出すようにします。「1.17.2.4 ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携」を参照してください。

1.17.1.1.2 ServerView Resource Orchestrator エージェントでの作業
  1. ServerView Resource Orchestrator エージェントのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、エージェントのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator エージェントをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。すでにインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator エージェントをインストールしてください。

  2. ServerView Resource Orchestrator エージェントの収集項目の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは収集項目が制限されています。

    1.17.2.2 ServerView Resource Orchestratorエージェントの収集項目の変更」を参照して、収集項目の制限を解除します。

  3. Systemwalker Service Quality Coordinator Agentのセットアップ

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

  4. Systemwalker Service Quality Coordinator Agentのサービス/デーモンの起動と確認

    A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。

1.17.1.2 別居型の場合

ServerView Resource Orchestratorとは別に、Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerおよびEnterprise Managerを性能管理サーバとして準備する場合の手順を以下に示します。


■手順

以下の順に沿って実施してください。

1.17.1.2.1 Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントでの作業
  1. Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントのインストール

    導入手引書「運用管理クライアントのインストール」を参照して、運用管理クライアントのインストールを実施してください。

  2. Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントの通信環境セットアップ

    運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要があります。「1.17.2.3 通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。

  3. ServerView Resource Orchestrator 連携設定

    以下のコマンドを実行して、運用管理クライアントとServerView Resource Orchestratorマネージャーを連携するための設定を行います。


    ■実行に必要な権限

    Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。


    ■実行環境

    運用管理クライアントで実行可能です。


    ■記述形式

    <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetRorInfo.bat -h <RORHostname> -d <SSOServerName(FQDN)> [-p <HTTPServerPort>]


    ■オプション

    -h <RORHostname>

    ServerView Resource Orchestratorマネージャーのホスト名またはIPアドレスを指定します。


    -d <SSOServerName(FQDN)>

    ServerView SSO認証サーバのホスト名またはIPアドレス、FQDNの場合はFQDNを指定します。


    -p <HTTPServerPort>

    ServerView Resource Orchestratorマネージャーがインストールされているサーバの、Interstage HTTP Serverのポート番号を指定します。(デフォルト値:80)


  4. 通信環境の設定

    手順3.の-hオプションおよび-dオプションでホスト名(FQDN)を指定した場合、運用管理クライアントと指定したホスト名(FQDN)とが通信できるようにするため、ホスト名(FQDN)とIPアドレスをhostsファイルに設定してください。


  5. ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携

    ServerView Resource Orchestratorコンソールに、Systemwalker Service Quality Coordinatorコンソールを登録して、呼び出すようにします。

    1.17.2.4 ServerView Resource OrchestratorコンソールからのSystemwalker Service Quality Coordinatorコンソール呼び出し連携」を参照してください。

1.17.1.2.2 ServerView Resource Orchestrator マネージャーでの作業
  1. ServerView Resource Orchestrator マネージャーのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、マネージャーのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。既にインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator マネージャーをインストールしてください。

  2. ServerView Resource Orchestrator マネージャーの収集項目の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは収集項目が制限されています。

    1.17.2.1 ServerView Resource Orchestratorマネージャーの収集項目の変更」を参照して、収集項目の制限を解除します。

  3. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerの二階層運用セットアップ

    導入手引書「Managerの二階層運用セットアップコマンド」を参照して、sqcEmSetupを実行してください。

    ポイント

    Managerの二階層運用セットアップコマンドを実行するときは、オプション(-s on -m off)を指定してください。


    ■記述形式

    【Windows版】

    <ServerView Resource Orchestratorインストールディレクトリ>\SQCM\bin\sqcEmSetup.exe -h <host name> -s on -m off

    【UNIX版】

    /opt/FJSVssqc/bin/sqcEmSetup.sh -h <host name> -s on -m off


    <host name>は、Enterprise Managerのホスト名またはIPアドレスを指定します。

  4. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのセットアップ

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

  5. Systemwalker Service Quality Coordinator Managerのサービス/デーモンの起動と確認

    A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。

1.17.1.2.3 ServerView Resource Orchestrator エージェントでの作業
  1. ServerView Resource Orchestrator エージェントのインストール/設定

    ServerView Resource Orchestrator Cloud Editionのマニュアルを参照して、エージェントのインストールを実施してください。

    注意

    ServerView Resource Orchestrator エージェントをインストールする前に、Systemwalker Service Quality Coordinatorがインストールされていないことを確認してください。既にインストールされている場合は、アンインストールしてから、ServerView Resource Orchestrator エージェントをインストールしてください。

  2. ServerView Resource Orchestrator エージェントの収集項目の変更

    ServerView Resource Orchestratorに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinatorは収集項目が制限されています。

    1.17.2.2 ServerView Resource Orchestratorエージェントの収集項目の変更」を参照して、収集項目の制限を解除します。

  3. Systemwalker Service Quality Coordinator Agentのセットアップ

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

  4. Systemwalker Service Quality Coordinator Agentのサービス/デーモンの起動と確認

    A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。