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Symfoware Server V11.0.0 Mirroring Controller運用ガイド
Symfoware

3.5.2 副系ノードでの性能情報の取得

副系ノードでは、RERUNログ抽出およびRERUNログ反映の性能情報を取得して、データベース二重化の処理(副本データベースへのRERUNログを反映)性能をチューニングします。

3.5.2.1 RERUNログ抽出の性能情報

RERUNログ抽出の性能情報を取得し、副系ノードでのデータベース二重化処理の性能を向上させます。
RERUNログ抽出の性能情報は、rdbbcpfmコマンドを実行して取得します。
以下にRERUNログ抽出の性能情報の取得例を表示します。

$ rdbbcpfm -e -p rlp001
RDBII rdbbcpfm DATE:2009/09/13 TIME:11/51/27

ExecTimes 1
WorkMem(Max/Alloc)
      1216/  10240
WorkFile(Max/Alloc/Times)
      0/  0/  0

RERUNログ抽出性能は、RERUNログ抽出作業域の使用量が多くなると低下します。

RERUNログ抽出作業域の使用量は、上記のrdbbcpfmコマンドの実行結果のWorkFileを監視してください。

参照

RERUNログ抽出処理で使用するメモリ量の見積り方法については“Mirroring Controller セットアップガイド”の“RERUNログ抽出処理で使用するメモリ量”を参照してください。

3.5.2.2 RERUNログ反映の性能情報

RERUNログ反映の性能情報を取得し、副系ノードでのデータベース二重化処理の性能を向上させます。
RERUNログ反映の性能情報は、rdbbcpfmコマンドを実行して取得します。
以下にRERUNログ反映の性能情報の取得の例を示します。

RERUNログ反映性能に問題がある場合には、上記のrdbbcpfmコマンドの実行結果を解析し、以下を確認してください。

ポイント

測定した各出力項目(“最大待機時間(MaxStdbyTime)”を除く)は、DBミラーリングサービス開始後から累積した数値です。前回のrdbbcpfmコマンドの結果と差分を算出して評価します。

参照

  • RERUNログ反映性能のチューニング方法については“第6章 チューニング”を参照してください。

  • RERUNログ反映のコミット順序の保証単位は、RLP動作環境ファイルのREF_APPLY_MODEパラメタで指定します。RLP動作環境ファイルのREF_APPLY_MODEパラメタについては“Mirroring Controller セットアップガイド”の“RLP動作環境ファイルの編集”を参照してください。