ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V11.0.0 Mirroring Controller運用ガイド
Symfoware

3.5.1 正系ノードでの性能情報の取得

正系ノードでは、RERUNログ取得の性能情報を取得して、利用者業務のデータベース性能をチューニングします。

ポイント

RERUNログ取得の性能情報は利用者業務の運用中に取得可能です。

3.5.1.1 RERUNログ取得の性能情報

RERUNログ取得の性能情報は、Symfoware Serverのrdbsarコマンド、またはパフォーマンスモニタで取得します。

rdbsarコマンドの表示例を以下に示します。

表示
$ rdbsar -u

RDBII rdbsar DATE:2009/03/30 TIME:13/41/22
Time         BufSize   BufNum   UseNum([%])       Alarm       DryUp
13:41:22        2048      128       19( 14)           0           0
             RLPName                                    Write       IoNum
             rlp001                                      9341        2464

Symfoware Serverのパフォーマンスモニタの表示例を以下に示します。

表示
$ rdbpmreport -t 15:00 -c rerunlog
Symfoware Server Performance Monitor / Performance Report
Period of analysis: 2009/03/30 15:00:00 - 2009/03/30 15:53:24

Time 2009/03/30 15:50:08
Time 2009/03/30 15:50:38
Time 2009/03/30 15:51:08
Time 2009/03/30 15:52:08
< rerunlog >
          GroupName
             BufSize   BufNum   UseNum([%])       Alarm       DryUp
          system
                2048      128        0(  0)           0           0
                     RLPName                                   Write       IoNum
                     rlp001                                      633         102

Time 2009/03/30 15:52:38
< rerunlog >

          GroupName
             BufSize   BufNum   UseNum([%])       Alarm       DryUp
          system
                2048      128        0(  0)           0           0
                     RLPName                                   Write       IoNum
                     rlp001                                     1136         239

性能情報を取得した結果、各コマンドの表示例にあるAlarm(危険率に到達した回数)またはDryUp(バッファ枯渇回数)がカウントされている場合は、AIログバッファの空き待ちが多く発生し、利用者業務の処理時間が長くなる可能性があります。
この場合、メモリ量を考慮のうえで、RERUNログバッファの枚数を増やすことを検討してください。
ただし、RLPのファイル資源のディスク配置によるI/Oネックの影響により、バッファ枯渇が発生している場合は、I/Oネックの問題を解消してください。

参照

  • RLPのファイル資源のディスク配置については“Mirroring Controller セットアップガイド”の“ディスク配置”を参照してください。

  • Symfoware Serverのrdbsarコマンドについては“Mirroring Controller コマンドリファレンス”の“rdbsar”を参照してください。

  • Symfoware Serverのパフォーマンスモニタについては“RDB運用ガイド”を参照してください。

  • Symfoware Serverのrdbpmreportコマンドについては“Mirroring Controller コマンドリファレンス”の“rdbpmreport”を参照してください。