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Symfoware Server V11.0.0 Mirroring Controller運用ガイド
Symfoware

3.4.1 RERUNログ引継ぎファイルの使用状況の取得

RERUNログの抽出時、複数のRLCファイルにまたがって格納されているトランザクションのRERUNログは、RERUNログ引継ぎファイルに一時的に格納されます。
RERUNログ引継ぎファイルが満杯となると、RERUNログ抽出が続行不可でRLP閉塞となり、DBミラーリングシステムの運用は停止します。
このため、RERUNログ引継ぎファイルの使用状況を取得し、必要に応じて容量の見直しを行うことで、DBミラーリングシステムの停止を事前に防止します。

RERUNログ引継ぎファイルの使用状況を取得する場合には、DBミラーリングサービスをリカバリ停止してから行ってください。手順は副系ノードでの性能情報の取得と同じです。

副系ノードの操作

  1. DBミラーリングサービスをリカバリ停止します。

    $ dxsvstop -r
  2. RERUNログ引継ぎファイルの状態は、rdbbccntfコマンドで表示します。

    表示例
    $ rdbbccntf -V -p rlp001
    
    RDBII rdbbccntf DATE:2009/09/13 TIME:11/32/52
    RLPName : rlp001
    Path : /home/bkup/bkup1/rdb7/env/contdir_ref/rlp001.cnf
    Status : avail
    AllocateSize : 10124K
    LogareaSize : 5056K
    UsedSize : 0K
    Serial : 1

RERUNログ引継ぎファイルの状態表示の結果、“RERUNログ引継ぎファイル内に保持している未解決トランザクションのRERUNログ容量(UsedSize)”の値が、“RERUNログ引継ぎファイル内の未解決トランザクションのRERUNログを格納する領域の容量(LogareaSize)”の値に近い場合には、容量の見直しを行ってください。

参照

  • RERUNログ引継ぎファイルの見積り方法については“Mirroring Controller セットアップガイド”の “RERUNログ引継ぎファイルの見積り”を参照してください。

  • 副系ノードでの性能情報の取得の手順については“3.5.2 副系ノードでの性能情報の取得”を参照してください。