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Symfoware Server V11.0.0 Mirroring Controller運用ガイド
Symfoware

3.3 ノードの異常発生の監視

Symfoware/RDBまたはDBミラーリングシステムの異常発生のメッセージ監視や状態表示を実行することで、ノードの異常発生を検知し、ノード切替えの判断を行うことができます。

Symfoware/RDBやDBミラーリングシステムの異常と、異常検知のために監視対象とするメッセージを示します。

表3.2 監視対象のMirroring Controllerのメッセージ

異常の箇所

正系ノードで出力されるMirroring Controllerのメッセージ

副系ノードで出力されるMirroring Controllerのメッセージ

異常検知後の主な対処

正系ノードのシステムダウン

22001または22002

ノード切替えを実施して利用者業務を継続

正系ノードのSymfoware/RDBのシステムダウン

32005

22024

DBミラーリングシステムによる自動ノード切り替えを行い、利用者業務を継続

正系ノードのSymfoware/RDBの応答待ち時間超過

22003

22021

正系ノードの状態の確認後、ノード切替えを実施して利用者業務を継続

正系ノードのロググループ管理ファイルの閉塞

22005

22023

ノード切替えを実施して利用者業務を継続

正系ノードのログ管理ファイルの閉塞
(注)

22006

22023

正系ノードのテンポラリログファイルの閉塞
(注)

22007

22023

正系ノードのRDBディクショナリの閉塞

22008

22023

正系ノードのDSIの閉塞
(注)

22009

22023

正系ノードのRDBディレクトリファイルの閉塞

22011

22023

正系ノードのRLPの異常

32021

32022

利用者業務が停止可能となった時点でDBミラーリングサービスの緊急停止を行い、DCUを再構築

副系ノードのRLPの異常

32023

32021

ノード切替え不可のため、利用者業務が停止可能となった時点でDBミラーリングサービスの緊急停止を行い、DCUを再構築

DBミラーリングサービススクリプトの異常

32006

32007または32008

DBミラーリングサービスのリカバリ停止を実施して、異常となる原因を取り除いてからDBミラーリングサービスを再起動

注)監査ログの以下の資源に異常が発生した場合は、Mirroring Controllerのメッセージを出力しません。

・監査ログデータベース
・監査ログ用ロググループのログ管理ファイル
・監査ログ用ロググループのテンポラリログファイル

ポイント

正系ノードにおいて、ノード切替えの判断を必要とする異常を検知した場合、副系ノードにもMirroring Controllerのメッセージを出力します。

参照

  • 各異常のDBミラーリングシステムによる監視対象の設定方法については“Mirroring Controller セットアップガイド”の“DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。

  • ノード切替えの運用方法については“1.1.1 縮退運用”を参照してください。